ビデオレンタル屋で働いていた頃、「フランダースの犬/劇場版」をヒマな週末に持ち帰って何となく観たところ、ネロ君の純真無垢な美しさに激烈に感動し、「俺も彼みたいな金髪にしようかな・・・」と心を揺さぶられたあの日。
その金髪衝動が久しぶりにやって来た。
そう、THE DAMNEDを観てきた。
赤いベレー帽の傾き具合とボーダーシャツ。或は鳥みたいなフワフワスーツ。
前かがみの体勢で右太ももにギターを乗っける様に蹴り上げるアクションと、そのアクション後の口を四角く広げるニカッとした表情。
曲間で繰り広げられる客イジリ(AKB48の曲をノリノリで歌っていた)。
ティーンの頃にビデオが擦り切れるまで研究して、鏡の前でその動きを何度も練習した憧れのマイ・アイドル、キャプテン・センシブルはホントそのまんま健在でカッコ良かった。
う〜ん、金髪にしたくなってきた。
アートスクールに通っていた頃、金髪・サングラス・赤いベレー帽を被り、細身のパンツで闊歩してクラスメイトから「キャプテン」と呼ばれ鼻高々で調子コイていたが、違うクラスにリーゼントが似合うケンカの強そうな色男が何故か周りから「キャプテン」と呼ばれている事を知り、慌てて「キャプテンは終了、今日からキングになる」宣言をしたあの日。
そのホロ苦い挫折とベレー帽特有の「オデコがカユイ」地獄に怯むこと無く、やべぇ、金髪にしたくなってきた。

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