What Is Human Development?
人間の進歩と言うものは、国民総所得の増減よりもはるかに重要なものと関係があるのです。
それ(=人間の進歩)は人々が潜在能力を十分に伸ばし、彼らの欲求や興味に応じて生産的で創造的な生活を送る事の出来る環境を作り出す事と関係があります。
人々は国家の真の財産です。(→人がいないと国家は成り立ちません。)発展とは、このように人々が価値を見出す生活を送るために人が持っている選択肢を広げる事と関係があります。それは経済の成長以上のものと関係しているのです。その事はとても重要だとしても、人々の選択しを広げるための一つの手段にしか過ぎません。
人々がなる事が出来たり、する事ができることの範囲である人間の可能性というものを作る事が、これらの選択肢を広げることにとって重要なのです。人間の進歩にとって最も基礎的な能力は、長く健康的な生活を送るという事、色んな知識を身につける事、かなりの生活水準のために必要とされている資源を利用する権利がある事、地域での生活に参加することが出来たりする事です。もしこういったものが無ければ、多くの選択は全く利用出来ず、人生における多くの機会は得がたいままなのです。
人類の発展の課題は21世紀になっても大きいままです。世界の至る所に人々の生活の中で受け入れ難いレベルの貧困を見ます。発展途上国の46億人の人々のうち8億5千万人以上の人々が文字を読めず、10億人近くの人々は
改良された水資源(→人間の利用出来る水資源)を利用出来ません。そして24億人は基本的な衛生管理を利用出来ません。3億2千5百万人近い少年少女達が学校を辞めてしまいます。そして毎年5歳以下の1千100万人の子供が予防出来る病気によって死んでいます。つまり、一日に3万人という数に相当します。12億人が(購買力平価でUSと同じレベルまで持っていった時。)1日1ドル以下で生活し、28億人が1日2ドル以下で生活しています。このような貧困は発展途上国に限られたものではありません。経済協力開発機構の国々では、1億3千万人以上が収入の少ない人々で、3千4百万人は失業していて、成人の仕事に必要な文字の読めない人の割合は15%です。

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