母親たちと話す機会があった。成人式の件である。
人の話を聴く耳を持たない子供たちの現状は、先刻ご承知の人たち。そのことをどう考えているのか興味があった。
予想通り、
親が悪いという説=親が忙しくて子供の目を見て話したり、叱ったりしない。
教師が悪いという説=親の文句が怖くて生徒を叱れない。
社会が悪いという説=他人の子を叱らず、悪を見てみぬ振りをする。
物知り顔の人は、3者全部が悪いという。
こんな、耳にタコが出来るようなお話が昔からはびこっている。
空しいことだ。
どうせ祝辞など聴きたくもない子供たちなのだから、式典など止めればよい、という人もいる。私も数年前までは必要ないと思っていたが、これほどTPOを弁えない人間を見ると、是が非でも無意味な式典でも執り行って静かに参列させたくなってきた。
成人式で、乱れた振袖の着付けを直す役目をした人がいて、3年前にはすべての子が「有難う」と言ったのが、去年は半数の子は無言で去り、今年は、直してもらって礼を言ったのは3人だけだったと証言した。しかしこの人は、それが今の子供たちなのだとあきらめている。時代は変わるものなのだとか。

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