2009/10/29
徒労 読書
巡礼
橋本治さんの話題の小説「巡礼」(新潮社)を読み始めました。まだ第一章のはじめのほうを読んだだけですが、押絵を教えるおばあさんが、実は近所の主婦たちに失望を感じている、というくだりに、妙に共感してしまいました。近所の主婦たちは好きかどうかも考えずに、つきあいのような感覚で押絵を習いに来た。でも、みな「向上心」というものがない。講師であるおばあさんの作品の型紙をかりてまねた作品を作るばかりで、自分で工夫して自分なりの作品を作ってやろうなど思いもよらない。
そう、彼女らに「向上心」を求めようなんて、泥沼の泥と水を分けるような、徒労っていうんでしょうか、これほどやっても無駄な作業はほかにないのでしょう。
ありがとう!
ムーラン
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