2009/6/30


 平野啓一郎さんのブログで、マイケル・ジャクソンについて書かれていました。平野さんが小学2年生のとき初めて買った「大人の音楽」のアルバムが、「スリラー」だった、しかもカセットテープで…ということで、「スリラー」のカセットテープの写真を撮影して掲載されてます。
 その後成長の過程でハード・ロックが好きになったり、ジャズにはまったりしたけれど、それらの中にもマイケル・ジャクソン音楽のエッセンスが発見されて、その都度改めて聞きなおしておられた、と。
 その上で、「81〜2年に、マイルスのカムバックと、ウィントン・マルサリスのデビュー、それにクインシーがマイケルと一緒に大成功を収めたという三つの出来事が重なったのは、ブラック・ミュージックの歴史の中で、ものすごく大きな意味を持っていたと思います。」と、作家(評論家?)平野啓一郎っぽいまとめ。ありがとう!

 池澤夏樹さんのメルマガで、開高健著「輝ける闇」という、ベトナム戦争に従軍した経験を書いた小説を紹介いただきました。その池澤夏樹さんの紹介文からいくつか引用させてもらいます。

「静かに落ち着いて考えるのではなく、追い詰められて、ぎりぎりのところで必死になって考える。
 でも答えはない。無意味な戦争に答えなんかないよ。
 だけど、答えがないことを知るためにはそこまで行ってみなければならない。」
「ふつうの作家が十の形容詞から一つを選んで使うとすれば、開高健は三十くらい並べた中から最適の一つを選ぶ。」
「知的な処理能力をはるかに超える量の現実が押し寄せる。
 その果てのあっぷあっぷがこの小説だ。
 だからジャーナリズムの仕事を超えて小説になってしまった。
 彼が得たのは情報ではなく心身の体験だった。」


 引きすぎですか? 悲惨な戦争ほど極端なことではないけれど、今自分が置かれてる状況だって、知的な処理能力を超える、無意味な心身の体験だと思われるのです。ありがとう。

ムーラン


輝ける闇


 






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