「15歳未満初の脳死判定適正 家族承諾は調査簡略化」
国内脳死移植
厚生労働省の脳死移植に関する検証会議(座長・藤原研司(ふじわら・けんじ)横浜労災病院名誉院長)が16日開かれ、15歳未満で初めてだった今年4月の少年の事例を含む計6例の脳死判定と臓器提供の手続きを、いずれも「適正、妥当だった」と評価した。
改正臓器移植法により昨年7月、本人の書面の意思表示がなくても家族の承諾で脳死による臓器提供ができるようになり、15歳未満にも対象が広がった。この日の会議ではまた、家族承諾事例の検証は病院が提出する書類の評価を基本とし、従来実施していた訪問調査は15歳未満と必要な場合とに限る方針を固めた。今後、厚労省の臓器移植委員会で正式に決まる。
今年4月の事例の少年は10歳以上15歳未満で、関東甲信越地方の病院に交通事故による重症頭部外傷で入院していた。18歳未満の場合、改正法の運用指針により虐待を受けていないことを病院が確認する必要があるが、この事例では、指針通り虐待防止委員会などの院内組織の審議を経て判断されていたという。救命治療や脳死判定、家族の承諾を得るなどの日本臓器移植ネットワークの対応も適正と評価した。
ほかの5例は、2008年5月の独協医大越谷病院(埼玉県)や、09年1月の聖マリアンナ医大病院(川崎市)と兵庫県災害医療センター(神戸市)の事例など。
共同通信社

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