腹腔鏡を用いた生体肝移植成功 岩手医大
盛岡市の岩手医大付属病院(鈴木一幸院長)は4日、9月に県内3例目となる生体肝移植手術を受けた56歳の女性患者が11月末に退院したと発表した。肝臓を提供した30代の息子は、傷を小さく抑えられる腹腔(ふくくう)鏡手術で肝臓を摘出し、1週間後に退院して社会復帰している。女性患者はC型肝硬変と肝細胞がんを患っていたため、9月12日に息子から肝臓の約60%を摘出し、移植した。
1カ月半後に胆管が狭くなる合併症を併発したため、内視鏡を使った拡張術を実施。その後の経過が良好だったため、11月30日に退院した。
肝臓を提供した息子には、腹腔鏡という特殊なカメラを使って肝臓を切除する手術を実施。
これにより、傷は通常の手術の4分の1から5分の1程度の11センチ程度に抑えることができたという。
執刀した外科学講座の若林剛教授は「腹腔鏡手術は、手術後の回復までの期間が短くてすみ、
提供者の傷による不定愁訴を軽くすることができる。今後も移植手術は腹腔鏡を使って行う」としている。
(2007/12/05)
岩手日報

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