最近は80'SのU.K.ROCKってなバンドをよく聴いてしまう。ボスト・パンクっての?ニューウェーブっての?んで、そういうバンドが最近は多いし、みんな若くてカッコよかったりして観たりなんかする機会も多くなったりして、ついつい影響なんか受けちゃったりして、中学生の頃に買ったレコードをひっぱりだして聴ぃちゃったりなんかしてるわけなんだな。
で、ちょっと恥ずかしいんだけど、こういう音楽っていうか、ボキはこういうロックが好っきやねん!みたいな話は…、まぁ、ウンコもらした、とか、財布が臭い、とか、みたいな話もドォなんだ?とは思うんだけどね、書くコトも最近ないんで…、って、そこまでウジウジしなくてもいんだけどさ、
んで、オリはエコー&ザ・バニーメンっていうバンドがめちゃくちゃ好きなわけなんだが。まぁ、恥ずかしがるコトではまったくないんだが、だからナニ?って話ではある。
バンド名を訳すと木霊と兎男達である。童話のタイトルみたいなバンド名だが、こういう詩的なバンド名はけっこうその頃はあったんよね。コクトーの双子、とか、アズテカ文明のカメラ(?)、とか、真っ青な池、とかさ…、ナイーブな感じっつうの?ナイーブ過ぎて、スミスさん、とか、治療、とかって、もうなんだがわかんないバンド名もあったけどね。あと、メイン・ヴォーカルが死んで残った奴らで、新規、ってのもあったネ。
で、エコー&ザ・バニーメン、いわゆる、エコバニなんだけどね、オリは4歳上の従兄弟の影響を受けた1歳上の兄の影響でニューウェーブ好きなマセたガキだったんだけどね、今、思うに、周りの友達が小遣い貯めてファミコンのカセット買ってるのにオリは町田町蔵FROM至福団の、どてらい奴ら、のカセットブックを買ってた宝島キッズだったんよ。んで、一生懸命貯めた小遣いで買ったレコードやらってのは、今でも聞きたくなるし今聴いても色褪せないもんなんだよね。部活やるみたいに一生懸命聴いてたんだからだと思う。だから、人に進めても?なもんでも自分の中ではホント永遠のメロディだったりするもんなんよ。で、そんな、甘酸っぱいメロディなメモリーのバンドのひとつがエコバニなんだよね。
中学2年ん時だったと思うけど、オリジナルメンバーのラストライブになった中野サンプラザに独りでいってんだよね。思うに凄い情熱だな〜って。今じゃありえんもんそんな事。ストゥージスやらフーやらだって大好きだけど、ヤッパいかんかったもん。彼女や友達に行かない?って誘われても面倒クサっ。ってなるもん、絶対。で、そういった熱い憧れやら情熱を世間一般では青春っていうんだけど…、ん?、なんか、ヤバイことを言いそうになってる自分がいるわけだが、このようにオッサンをセンチにしてしまう魔力があるんだよね。あの頃のバンドは。オリに限っていえばね。
で、エコバニを今、考えるにね、どんなバンドなの?っていえば、うーん、もちろんカッコいー。しかし、じゃあジャケを見て見ると、例えば、4枚目のオーシャンレインって傑作があるけど、真っ青な空間の鍾乳洞の中にポツンと浮かべた船の中で佇む四人のメンバー…みたいな、うーんっ、吸い込まれそうな美しいジャケではあるが…、耽美っていうの?んで、肝心の音はというと、例えば、このオーシャンレイン収録の傑作、キリングムーン、って曲は、適当に訳すと、ほら、月が消え入るその刹那がやってくる。運命はお前の意志に反して満ち欠けを繰り返す。アイツは待ち続ける、お前が奴に身を委ねるのを…、って、昼のメロドラマか?みたいなサビが情緒的なオーケストラっぽいメロディに乗せてリフレインされる。で、ルックスはヴォーカルの奴なんて少女マンガから抜け出たみたいな美少年である。
正直、今、現在の自分がこの頃にタイムスリップしたら、鼻で笑うかもしれない。が、昔、微熱少年だった、今、現在の自分はこの曲を聴くと涙が出そうになるんである。
不思議だな〜って感じいるわけ。つまるところ、人間はこうやって、いいも、悪いも、昔、つまり、思い出。ってやつに包まれると保守的になってる感じに包まれつつも、物凄く甘美なんだな、思い出って。エコバニが保守的だとは断じて違うし、今でも観賞に耐え得る素晴らしいバンドだってのは間違いない。もっと再評価されて然るべきバンドだとマジで思う。ただ、アレなオリにとってみれば、お袋の作ったカレーみたいな、他人が食えば、只のカレー、っての?イヤ、むしろ、オレん家のお袋が、いやいや僕のママが…、みたいなコト。ナニが言いたいかといえば、要は、先に進めなくなってしまうんだよね。新しいロックやら音楽を聴こうとか思わなくなってんだよね。最近のロックは、とか、最近のバンドは、とか、さ、聴く前から評価低めだもんね。なぜなら、お袋の作ったカレーが一番美味いってわかりきってるからね。コレが良くないんだなっ、なんてコトまで考えさせてしまうんだな、
そして、思うにカレーの時点で自分がナニをいってるんだかわからなくなってしまってるんだけど、オリは酔うと、たまにこーゆー話をクスモとかバンブーにしてしまう癖がある。そしてバンブーとクスモは最近オリの相手をしてくれない。
と、いうわけでとにもかくにもエコバニはカッコいーんす。ってなわけで、クスモとバンブーがオリの相手をしてくれない限りこういったグダグダなロック話は続くのだ。次はパブリック・イメージ・リミテッドってバンドの話をしようと思います。また来週!
写真はそんときいったライブのツアーパンフ。ヤッパサイコー。


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