お客さん、これ、ヤバイっすよ。どこまで帰るんすか?へ!?東京?イヤ〜っ、嘘でしょ?いつバーストしても不思議じゃねーっすよ。
と、仙台からの帰りの高速道路のガソリンスタンドで言われても、大丈夫、オレは死なないし、今この瞬間も死ぬ気がまったくしないから。にいちゃん、とりあえず、満タンでおいくらまんえん?
と、タイヤ買う金もなかったので、そう答え、諦めないで!って真矢みきのもの真似を体得したのを得意がり、しつけーよ、と言われてもやめず車内で延々とやりつづけ、ついには声をからし疲れはて眠ってしまったお嬢ことターリー、本名、伊東妙子と我等がリーダー、ヒロキングには何も言わずにバースト寸前のタイヤでオリ達は東京を目指した。
4万キロ以上乗ってるが1度も交換してないオリの車のタイヤ。まったく知らなかったが普通は2万キロくらいで交換らしい。
スタンドのにいちゃんにはカッコつけて大見栄きったが正直めっちゃビビってた。元メジャーのノーフューチャーなオッサン1人と昨晩バンドをお役目ゴメンになった女、つまるところ、ミックジャガーが歌ってた、昨日の新聞なんて誰が読みたがる?昨日の女なんて誰が欲しがるんだよ?ってなイェスタデイズペーパーな女1人死んでもどぉでもいいのだ。オリだけなんとか助からんだろうか?
ずーっとそればかりゲスにゲスゲス考えて運転してたら、いつのまにか東京に着いてた。
怖かった…。
生きることへの執着。ラスト・フォー・ライフ。ってやつを真矢みきなみに諦めなかったのがよかったのだろう。
後日、タイヤ屋にいって新しいのに交換した時、タイヤ屋のにいちゃんは、うわっ、よくこんなんなるまで乗りましたね〜っ、危険だからきぃつけないとダメっすよ。とドン引きされながら注意された。
てな具合に仙台エン・ビーチパーティー、今年も楽しい思い出とともに無事東京に帰ることもできよかったっス。きてくれました皆様、ライブハウスのスタッフの皆様、ありがとうございました。
さて、我等チョコレイツは、この仙台のライブ以降、予定はすっからかんでありんす。未だギタリストも決まっておらずメンバー同士の連絡もとってない状態。とりあえず、テングラーズでヴォーカル募集してないか調べようと思ってます。ヴァイオレッツは以前オーディションでラップが上手にできない。という理由で落とされたので…。
とりあえず、いずれどこかでまた会いましょう。ばいばーい!

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