先週の金曜日は新宿JAMにてチェリータイムス企画。
チキチキチェリーボムに野獣の青春というバンド名でチョコレイツのメンバー+インパスターズの三男ゆー君と出演してきました。ゆー君は不完全燃焼みたいだったらしいけど、僕は大変楽しかったです。
野獣の青春は、まぁ、今度の土曜日、2月2日、チョコレイツ企画でJAMの目の前のレッドクロースでしかも自分等の新作解禁発売、なもんで、んだったら、バンド名変えていつもと違ったことやりやしょ、って感じでやったわけですが、これが意外と楽しかったです。
スケジュールとか合わずあんま練習できなかったんだけど、そこは流石の三男。やはりキメてくれやした。
13thフロアーエレベーターズのファイアエンジンのテレビジョンバージョンとかアニマルズの孤独の叫び、ヤードバーズやらボウイの愛しき反抗とか。やはりギターが一本増えるとMC5感が出るというか凶暴さも増しやる曲の幅も広がります。一本じゃできないわけじゃないですが、厚みが増すんで、簡単な曲でもスカスカ感が出ないんでライブでやっても恥ずかしくないのね。ユイマールさんも良い刺激になったんじゃなかろか。
チキチキチェリーボムは最期だったらしいけど、また企画名が変わってイベントはやるきぃ、心配することないぜよ。とチェリータイムス代表トンちゃんが人妻の色気を振り撒きながら言ってたので、チンコが勃起しそうなのを我慢して、安心しました。
またチョコレイツで出れたら嬉しい限りです。トンちゃんにお中元贈ろ。
さて。
ライブも楽しくやった私ですが、やはりもう歳なんでしょうかね。オールのライブ、最後の出演、朝方の阿鼻叫喚の馬鹿騒ぎ終了後、嘔吐してしまいました。涙ながしながらトイレでゲロっす。
皆さんも経験おありだと思いますが、ゲロには波があるんすよ。
最初のゲロは苦しいんで、涙をともないますが、二回目の波が襲うと結構楽にゲボることができんすな。量も一回目より多くなります。
んで、終わったかな?なんて鼻水垂らしながら、うっ〜っ、ってなってると第三波がやってきます。これがなかなかなんすよ。絞り切る、みたいな感じで胃酸も混じり気味。喉が焼ける感じを伴うんすな。
で、この時の第三波のゲロをしてオレは驚愕した。
ゲロが真っ赤なのである。
血反吐!え?うぉっ!マジ?やべぇ、、遂に?みたいなそれこそ絞首台の13段あると云われる階段の一段目を踏んだ、みたいな、あ〜あ〜っ、親父も死への入院する前に仙台のホテルでバケツ五杯くらいの血反吐を吐いた、って聞いたなぁ。なんてことが頭をよぎった。こらゃあかんわ〜っ。ってなったが、吐き気は収まった感があったので、ちと冷静になってみた。
いや、まてよ…ん?
そうなのだ。オレはアホみたいに酔っ払うためジンのロックやらをぐびぐび飲んでたんが、その前はレッドアイをガンガン飲んで喉の渇きを潤してたんである。
この血反吐、トマトジュースやん!というおっちょこちょいである。
遡って最初のほうの酒まで吐いたオレはスッキリ気分も爽快。酔いも抜けたし飲み直すか!なんつって、金もないのにホイホイと打ち上げに出る始末である。
どうかしてる。としか言いようがない。しかも打ち上げのメンツ、みんな年下の前途有望な若いバンドマン達だ。
ハヤティーヌにフェイダウェイズのサクライボーイにシャロウズのシンディ。太陽民芸のサブロー。あ、あと前途有望ではないがくそくらえのクソチンパン君。
そんな若者ばかりに混じってさっきまでゲロに塗れてたオッサン、オレである…恥ずかしくないのであろうか…しかも金も持ってないのだ。
先輩風をふかして、じゃあ、ここわアチキが、なんてわけでもない。ただただ自分の風俗での失敗談なんかを自慢気に、しかも盛り気味に大声で話て、気を使われた風な笑い声をもらい調子に乗ってるのである。朝の八時に。
もうホント、いーかげんにしたほうがいいのかもしれない。なんてちと思ってしまった。が、オレは血反吐が出るまで唄ってない。トマトジュースを吐いただけだ。
そう。皆さん。お気付きでしょう。僕は血反吐混じりな声で萎びた欲望のうざったいくらい煩いブルースを粗野で野蛮なバンドが奏でるコードの少ない下品なロックに載っけて2月2日、土曜日、新宿紅布で、この日は死ぬ気で唄います。来て観て買って下さい。

0