「市民のための美術入門1デッサンのすすめ」は1999年に蝸牛社から出版されましたが、間もなく出版社が倒産したこともあって初版だけで絶版になってしまっています。このブログはその内容にほぼ忠実に沿って、一部表現を訂正しながら書いてきたものです。デッサンの技法書に留まらず、デッサンを通して美術とは何かについても書き表せればと思い書いたものでした。いかがでしたでしょうか。いささか冗長の部分も舌足らずな表現もあったかと思いますが、いくらかなりと描くことの意味をお読み取りいただけたのではないかと思いますが。
著名な画家のものはさておき、引用しました参考作品の作者ですが、二宮不二麿、加藤正衛、萩原実、萩原葉子、高奥昌幸の5人については私のホームページの中の「無名美術館」でやや詳しく紹介しておりますので、ご覧いただけるとありがたいです。若槻登美雄と日和佐廣のお二人は、私とともにデッサンの同好会日耀会のメンバーで、私とは異なった作風の方として特に登場願いました。このほか高校生や私が講師を勤める公民館の絵画教室火曜会のメンバーの作品も、いくつか引用させていただきましたが、特にお名前は示しませんでした。


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