・色鉛筆など
色鉛筆は上に挙げた描画材に比べて色調がやや淡く、滑らかな感じの作品が出来ます。色の種類も多くて好みのものを選べます。色鉛筆とは別にコンテや木炭を芯にした鉛筆もあります。それぞれの好みで使ってみてください。ただし滑らかに描けて、書いたり消したりが容易で紙も選ばず、万人向きと言うことでは普通の黒鉛の鉛筆が一番でしょう。まず普通の鉛筆を使い慣れることです。
・クレヨン類
ワックスに色素(顔料)を加えたもので油性パスのように粘り気のあるものと、さらさらしてやや硬い感じのクレヨンがあります。どちらもあまり先を尖らせることが出来ませんので大掴みな作品やスケッチ向きです。
・ペン類
旧来の金属ペンや万年筆やガラスペンよりも、最近はサインペンやボールペンなどに多種多様なものが出回っており、その性質を生かせばそれぞれに面白いスケッチやデッサンが出来ます。塗りつぶしや濃淡の描写には向かない材料ですから細い線を並列してその粗密で濃淡の感じを出すハッチングの技術になれる必要があります。
ゴッホが愛用した芦ペンは、ペンにありがちな固さを嫌う向きには好都合で

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