本日、当院は休診日、所用で広島まで新幹線で往復してきました。
「のぞみ」での往復、1時間37分、早いものです。
ほとんどJRに乗ることのない生活を送っていますので、新幹線に乗ることなど、ほとんどありません。とても快適でした。料金は往復で20500円くらい、乗車時間の確定が出来なかったので、自由席に乗り込みましたが、がら空きでした。
新幹線の中で、いろいろ発見しました。
喫煙ルーム、トイレ洗浄が光センサー、一番、興味を持ったのが、車両の一番前の席のビジネス席?
そこで、そのビジネス席をヒントに、エコノミー症候群について記載してみます。
車両の一番前の席では、正面に、引き降ろしのテーブルが広く、コンセントもあり、携帯電話、パソコンの絵表示があることから、ここで、仕事ができるようになっているようです。
おまけに脚も結構、伸ばせますので、エコノミークラス症候群の心配はありません。新幹線においても、その危険性が決してないとは言えないのです。特に、高齢者、持病のある人、体調の悪い人、筋肉、血管の弱い人には、その危険性は大いにあるのです。
(エコノミークラス症候群の簡単な解説)
長時間、同じ姿勢で座ることによって、脚の裏面が圧迫され、血流が阻害されます。
その結果、静脈血栓(血のかたまり)を発症します。
この状態で歩き始めると、それをきっかけに、血栓が血流にのり、体の上部、肺の動脈にいき、肺を閉塞してしまい、呼吸困難を起こし、気を失うことがあったり、最悪、死に至ることもあります。
この症状は飛行機に乗る人だけに発症するものと思い込まず、自動車、JR、日常のデスクワーク、映画、コンサートの鑑賞においても、長時間、(個人差がありますので、2時間以上同じ姿勢と考えても良いです。)同じ姿勢が続くと、発症する危険性があります。
予防策としては、トイレ休憩をとる、脚の屈曲、体の伸展の励行、血液も血行が悪くなりドロドロ状態になりますので、水分を常時摂取することを心がけて下さい。
帰りにお土産で頂いた、あなご飯弁当、広島カープの新茶、生もみじ饅頭の詰め合わせは絶品でした。(生もみじ饅頭は京都の生八橋を参考にして作られたものだそうです。一度、ご賞味あれ、味は保証します。)


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