「急がば回れ・・・あせるな(焦るな)あわてるな(慌てるな)あきらめるな(諦めるな)」
整体
本日の京都は、とても良い天気でした。(もっとも、朝の華子の散歩の時しかわからないのですが、来院される患者さんも、「今日は、いい天気ですねぇ、」で玄関を入ってこられるので、様子がわかります。
さて、室町時代後期の連歌師、宗長は「武士(もののふ)の矢橋(やばせ)の舟は速けれど、急がば回れ、瀬田の長橋」を詠みました。
ことわざの「急がば回れ」は、この一説からきているそうです。
この宗長、漫画(トンチ)で有名な一休和尚さんの強い影響を受けているそうです。
(急ぐ時には、危険な道であってもつい近道をしようとするが、たとえ回り道であっても、安全な道を選ぶのが良い。多少は時間をとっても、着実な方法を選択するべきだ。)
・・・急ぐ、忙しい(漢字を分解すると、心を亡くす、になります。)時ほど、あせって(焦って)あわてて(慌てて)周囲が見えず、自分を見失って、失敗をすることが多々あるものです。そんな時、宗長は一休和尚の教えを思い出して、「急がば回われ、のこころは、ひとやすみ、ひとやすみして、よく考えよ」ということだったのかも知れません。
昔、東から京都に入るのには琵琶湖を横切る矢橋港からの船便と、瀬田の唐橋へ回る陸路のコースがあった時代の話だそうです。船は近道だが、比叡おろしの強風を受けるので欠航が多い。また危険でもあるので、陸路の方がいいという具体的忠告でした。


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