巨人の木村拓也コーチがご逝去されました。
古巣の広島戦、マツダ球場で倒れてから意識が戻ることなく、永眠されました。心から、ご冥福をお祈り申し上げます。
木村拓也さんは、私の記憶の範囲では宮崎県ご出身で、日本ハムへ捕手として入団、広島へ移籍されてから、めきめきとユーティリティプレーヤーとして頭角をあらわし、内野手(2塁手)として定着、大活躍されました。
広島で活躍後、巨人に移籍、記憶に新しいところで、昨年、試合中、捕手を使い果たした巨人が、捕手経験のある木村拓也選手を起用し無難にその責務をこなされたことは有名です。(テレビ番組でもその話題はとりあげられ、ご本人も「緊張で足が震えていました」と仰っていました。)
昨年、引退後は、人望の厚さから、37歳の若さで1軍の守備、コーチに就任されていました。
その重責を受けながら、巨人はスタートから、「攻」がもちろんのこと、担当の「守」・「走」には松本、坂本選手など目を見張るものがありました。
プロ野球界にとって惜しい人材を失くしました。
本日の阪神VS巨人戦では、試合前の黙祷、巨人選手は喪章をつけて試合にのぞみ、阪神も元同僚の金本、新井の両選手も喪章をつけていました。このことからも、木村拓也氏の人望の厚さを感じます。
また、1月には、日本ハムの一軍コーチに就任されたばかりの小林繁コーチも急性心筋梗塞で急逝されたところでした。
くも膜下出血も急性心不全も、兆候がなく突然、襲ってくるとは言いますが、このお二人に共通していることは、野球への情熱が人一倍強く、寝る間も惜しんで、自チームの選手はもちろんのこと、他チームの研究をされていたとのことです。
小林繁氏は個人的に、存じ上げていることもあり、このお二人の急逝はとてもショックです。
また、発症するまでに、いつもの症状、普段と違う感覚、体の変調は必ずあるとのことです。本人も、何かは気がついていると思われます。
しかし、責任感の強さから、仕事に追われ、自分の健康、体調管理に配慮できなかったことも原因のひとつにあげられと思います。
自身の体に過信することなく、少しでも体に変調、不調を感じたなら、早期に専門の医療機関に受診することが重要だということを再認識致しました。
ご冥福をこころからお祈り申し上げます。


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