年賀に頂戴したお菓子箱の中に、平安京の当時から子供たちが京の通りの名前を覚えやすいようにした、「わらべ歌」が紹介してありましたので、記載してみます。
丸 竹 夷 二 押 御池(まるたけえびすにおしおいけ)
姉 三 六角 蛸 錦(あねさんろっかくたこやくし)
四 綾 仏 高 松 万 五条(しあやぶったかまつまんごじょう)
雪駄 ちゃらちゃら 魚の棚(せった、ちゃらちゃら、うおのたな)
六条 三哲 とおりすぎ(ろくじょう、さんてつとおりすぎ)
七条こえれば 八 九条(ひっちょうこえれば、はちくじょう)
十条東寺で とどめさす(じゅうじょうとうじで、とどめさす)
京の町は平安京の名残をとどめて東西と南北の通りが碁盤の目のように整然と区割りされています。
両方の通りの名前を言って北へは上がる、南は下がる、東に入る、西に入るで、正確な場所がわかります。
その通りの名を覚えやすいように、「わらべ歌」がつくられ、遊びの中で、知らず知らずのうちに京の地理が身につくというものです。


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