スタート目前。
マシンをグリッドに着け、準備をします。
もうですね・・スタートドライバーになるのは100も承知でしたので、装備完全着用のまま、待機してましたよ・・
で、グリッドに着いた途端、生理現象の「尿意」が・・・
が・・ガマンの男です(涙)
まずはスタートの練習も兼ね、1周します。
スタート方法は本番と同様。
日章旗が振られ、体ががっちり固定されたレーシングスーツでダッシュ。
C3POな気分・・・
マシンにはスピードメーターが着いていませんので、タコメーターと音でギアを変えて行きます。
1速・・2速・・3速・・・
イメトレとコースを重ね合わせながら、そして昨年の記憶と合わせながら走行。
ウォーミングアップも兼ねてなので、スピードは出しません。
路面の確認もします。
一部、水溜りも出来ており、ブシャっとしぶきが上がる。
そして、シールドにかかる。
う〜む。
気温の変化により、シールドは曇るし。。
よく見えません。。。
シールドをパカパカ空けながらひとまず1周を終え、本番のスタートを待つ。
<本番>
カートでは体験しているウェットな状態での走行。
カートとは全く違い、タイヤの側面を使う二輪にとって、ウェットは確実にスピードを遅くさせる。
同時に転倒車も続出するのだ。
「エンジンの調子と、マシンを安全に渡すための走行を優先しますね」
その作戦で行く事にした。
スタートドライバーがコケたりしたら、元も子もない。
もう一つ。
タンクには3リッターの給油。
去年と同様なので、記憶が蘇る・・・
「せいぜい10周ですよ」
K泉さん「リザーブ使って戻ってきて」
と。
リザーブタンクの燃料を流し込めば、1.5周〜2周くらいは出来る。
リザーブタンクのコックを確認し、いざスタート。
さすが本番。
のっけからスピードを上げ、走行するマシンの団子状態。
20台近くのマシンが一気に1コーナー、2コーナーへと曲がり始める。
早速、黄旗が振られる。
黄旗が振られた時は追い越し禁止。
しかし、この束の中、それはムリなお約束だ・・。
ツルンツルンと滑って行くマシンを横目に、タイヤのグリップ力を確かめながら走行。
ア〜ンド
シールドの曇りと格闘(爆)
コーナーで”フンッ”っと力入れるもんだから、つい鼻息が荒くなり、曇る。
シールドパカパカ開けながら、曇りを取って・・の繰り返し。
相変わらず雨は降っています。
5周くらいしてから、忘れていた「尿意」が襲い掛かる。
”今、ピット入ったら叱られるんだろうな・・・”
そう思いながら、路面とクリッピングポイントをニラメッコして、何とか気を紛らわす。
10周
そろそろガスやばいかな?・・
と思った瞬間にソレは訪れた。
ブワァァァン ンガッ ブワァァン ンガッ
ガス切れ
しかもビクトリーコーナーの所・・・
あぶにゃい(滝汗)
しかもこんな所でリザーブのコック捻れません・・・
マシン起こしたら少し入るかな?と、減速をしてアタフタ・・
パス・・・・ン パス・・・ン
う・・・・
プルン
”2年連続でやっちまいました!!!!!”
マシンが止まってから、リザーブのコックをグィと捻り、キックでエンジンをかける。
当然、すぐにかかるわけでもなく、何度もキック。
ンッツカラカラ・・・
ンッカラララ・・
ンカラブフォッ・・・プスン
ン ブフォォオオオオオ・・・
かかりました(涙目)
慌ててコースに戻る。
ストレートでピットインの指示を出し、再度1周して給油エリアへ。
「最後、遅くなかった?」
と突っ込みを入れられたのは言うまでも無い・・・・
<続く>

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