漫画の虚像と現実  ブログ



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 「山上龍彦」と言う小説家が居る。此処で反応をする人は正解である。山上龍彦と言うのは、漫画

家の「山上たつひこ」氏の事なのだ。氏の代表作で即座に浮かぶのは、やはり「がきデカ」と言う事に

なるだろう。私もその印象が強い。だから傑作との評価が高い、「喜劇新思想体系」は後から読んだ。

そんな世代である。「がきデカ」連載時の「少年チャンピオン」は凄い勢いだった。 これは単に昭和の

思い出で終らす事は出来ない秋田書店としても快挙の時代だった。それだけ作家陣も錚々たるもので

各作家逹の代表作と思われる作品も集中していた。手塚治虫氏が起死回生したのも少年チャンピオン

の連載あればこそだろう。同誌の全盛期なのは認める処だ。本題に移ろう。実は「がきデカ」には続編

が在る。それは「中春こまわり君」と言う作品なのだが、その作品はビッグコミック創刊40周年記念と

して集中連載された。2004年の事だった。その後は2006、2008年と数回づつの連載である。


単行本も発売されているので読み返したいが、そこには38歳や40歳、果ては42歳の「こまわり君」

が存在している。これは漫画の主人公でも成長すると言う時空のパラドックスを敢えて証明した作品

なのだ。しかしその作品は、主人公の過去を問い詰める。つまり、こまわり君が少年時代にした破天

荒な行動が主人公を追い詰めるのだ。周りの登場人物も何かしらの悩みを抱えており、これが現実

の重さなのかと辛いものがある。当然随所のギャグも控え目だが、それが良いアクセントになってい

るのも如何にも氏の作品らしい。擬人化された登場人物?も笑える。そこには保険所から許可を取る

のに10年掛かったと言う猫の寿司屋の親方や栃の嵐の孫の犬が人間の嫁さんを貰って小料理屋

をやっていたりするのだ。この作品は、嘗ての少年チャンピオンで魅了された読者に御薦めしたい。


昭和の漫画には現在と違った勢いが在った。当時の人気アニメの声優の他界も続くが到頭「巨人の星」

で「星一徹」を演じた加藤精三さんが亡くなってしまった。享年は86歳だった。「おはよう!こどもショー」

での「ガマ親分」も懐かしい。ルバング島からの帰還兵として話題になった小野田寛郎さんも他界して

しまった。昭和を生きた人達が亡くなる。平成生まれも成人を越える時代なので当然だが寂しい。




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【訃報】声優の加藤精三さん、死去・・・星一徹やメガトロン役・・・
http://trivianews.doorblog.jp/archives/36463172.html
小野田寛郎さん死去、終戦知らずルバング島30年間任務続行 91歳 自然塾で育成に尽力
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140117/trd14011709400006-n1.htm

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