反リベラルと国政 社会・政治

CX のコールサインで、フジテレビが浮かぶ人は業界人だろうが、このテレビ局の斜陽は、 バブル期の真っ只中
で恩恵を受けた人には、当時はまさか、現在に於いて凋落の一途を辿るとは、想像すらも出来ないだろう。 思え
ば小生も、そんな業界には片足を突っ込んでいた時期があり、然もその時代だったので、本当に良い思いをした
ものだ。しかし良い事は続かない。これは他のテレビ局にも言える事だが、バブルが崩壊して、何となく「ヤバい」
と感じた時は、韓国がバブルで、その勢い資金欲しさで「韓流」に乗っかった。なのにそんなテレビ局は殆ど凋落
の一途を辿る。何故そうなったのだろうか?それは元々リベラル派のテレビ局が、その関連の人事を受ける事で
「乗っ取られたのでは?」と思うからだ。 これは小生の思い過ごし(些か遠回しだが、)かも知れないが、各テレビ
局の特色でもあった「御家芸」が悉く崩壊をした理由が、正にこれだと確信するような状況になっている。 そこが
些か残念なのだ。それで到頭「花王デモ」まで引き起こし、扱いを蔑ろにしたのが今日までに響いた訳だ。媒体も
人事的に韓流と化しているのも見た通りだ。 それは韓国関連の報道が、まるで国内ニュースのように扱われる
からで、思わず「これは日本か?」と勘違いをする位なのだから、正しく「何故こうなった?」てなものだ。だからあ
の博多駅前の大規模な道路陥没の映像を見て、これは中国か韓国なのかと思った位だ。さて話は戻るが、フジ
テレビで昼間放送している「バイキング」では、政治討論会の真似事をしているのを見る。だがそれを進めている
のはいつもの面々だ。 つまり雛壇芸人やらだが話し合いのレベルにも至らないので実にくだらないものだ。そこ
ではやはり米国大統領選挙を取り上げていたのだが、ただ騒いでいるだけのもので、何も知らない者達が、知っ
たかぶりの知識で解らないものを解ったように話し合い納得をするなんて事をしている。「これって時間潰しが目
的なのかな?」と思う程だが、正直時間の無駄だ。 意外と昼間の番組では、最近のトレンドを中心に構成をして
いる日本テレビの番組の方が良い。そのテレビ局だが、大統領選挙の結果が決まった途端に掌を返したのは不
思議だ。何が狙いなのだろうか?やはり米国の国力から下手な真似が出来ないと言う事なのか?とも思う。
此処から本題だが、日本では可決されたTPPについて、マコネル米上院院内総務(共和党)は、9日に来年1月
の新大統領就任前に、米国議会では採決を行わない認識を明らかにした。 これでバマ大統領が退任前に目指
していた署名は実現しない見通しだ。 マコネル氏は記者会見で「年内の採決はまずない」と言明しているのでそ
う言う事なのだろう。それにしても当時の担当大臣だった甘利氏が御涅に御涅た末。「日本側の方が条件が良く
ないか?」とさえ噂された条約だ。だからそれを反故したい米国側の気持ちも解る。ネットでは、此処まで交渉に
時間を掛けたのは、今回の大統領選挙を予想したのかとの意見もあるが、元々はアジアの弱小国が連携し、互
いの経済の向上を目指したものだ。 そこに当時、国内経済が低迷気味の米国が起死回生の為に「利用が出来
ないか?」と関わったものなので、協定の主旨に合わないのも当たり前。だからその参加に関し、米国の自動車
業界が反対した理由は解る。 そこで当初「日本は関わらなくとも良い」と促されていたのだが、唐突に旧民主党
政権時代の菅直人首相が参加を宣言した。しかしそのタイミングで日本が関わるのは自殺行為だ。然も日本は
民主党政権の無策な経済政策で、落ち込みが目立ち始めた頃だ。だからこの参加宣言は、日本経済の弱体化
を故意に狙ったと批判さえされた。「売国奴」なんて言葉が頻繁に飛び交ったのも、この時代だ。 尖閣諸島沖で
の中国漁船衝突事件での対応から民主党がどんな政党なのかもバレてしまった。何処の国の政党なのかと?
その内容をいちいち語るのも今や国民に取ってはトラウマなのでやめておくが、その言い出しっぺの民進党(旧
民主党)が反対をし、国会の審議を欠席をするのだから訳が解らない。現在では、その存在も恨めしい。 さてそ
のTPPや他の貿易協定に関する決定は、 トランプ次期大統領に委ねられるとマコネル氏は語るしかないが、そ
れも当然だ。何せトランプ次期大統領は、TPP反対派なのだ。そこで問題となるのが、大統領の権限だが、あれ
だけこの協定に関し、 圧力を掛けた米国が、反対派の人物が当選をしたからと簡単に撤回を出来るかどうかが
課題となるだろう。 そんな単純なものではないとは思うのだが、如何なものだろうか? 事情もそれぞれだ。
ではこれからの日米関係だが、10日には既に安倍首相はトランプ氏と電話会談をしており「私は近くアジア太平
洋経済協力会議(APEC)に行く。 その途中、17日だったらニューヨークでもそれ以外でも、あなたに会えるのだ
がどうか」と説いたそうだ。 元記事は産経新聞だが、これ程までに事細かく会話について書かれると胡散臭い。
それに対してトランプ氏は「グッド・アイデアだ。 私はその日はニューヨークにいるので、会談でも食事でもオー
ケーだ」と即答したそうだ。この会談実現に関しては、外務省は、一切事前調整すらしていなかったとの事だが、
トップダウンで決めたのならば、それで良い。 その会話は政府関係者が聞いていたそうだ。 尚、トランプ氏は、
その会話で日米同盟の重要性を指摘し、その上で安倍首相の業績に敬意を表していたそうだ。その会話の流れ
から外務省幹部は「オバマ大統領より馬が合うかもしれない」 としてはいるが、確かに共に「反リベラル」 思考な
ので、一致しており、意見交換はしやすいだろう。 ちなみに9月の国連総会出席で、安倍首相が訪米をした際、
米国民主党ヒラリー氏と会談をしたのだが、 実は、トランプ氏側の陣営にも会談を申し入れていた事が、今頃に
なって判明した。 だが都合が合わず結局、会えなかったのだが、安倍首相はトランプ氏のアドバイザーである投
資家のウィルバー・ロス(ジャパン・ソサエティー)会長との会談は出来た。 流石抜かりないなと感心したが、ロス
氏曰く「トランプ氏は選挙向けに強い言い方をしているが、非常に現実的で論理的な思考が出来る人だ」 と指摘
した。 これを受けて安倍首相は「トランプ氏は、今は保護貿易主義的な事を言っているが、米国がどれだけ自由
貿易の恩恵を受けてきたのかについても話したい」と周囲に語ったらしい。 (余談だが、産経新聞の阿比留記者
の記事は、意図的にドラマティックな文章表現なので胡散臭い) 此処で気になるのが、日米同盟の在り方だが、
トランプ氏が、在日米軍の駐留経費の負担を日本政府に強く求め、 根本的な見直しを迫られる可能性はある。
当人は選挙戦の際に明言していた。そこで「そうなれば、それを日本の対米自立のきっかけにすればいいんだ」
と安倍首相は側近に言ったらしいが、産経新聞の阿比留記者は、報道に於ける文章の書き方を見直した方が良
い。これでは話に嘘がなくとも怪しくなってしまう。参考にした記事が悪かったようだ。 電話会談の様子は解った
が、産経新聞は、記者達に文章の書き方を勉強させないと駄目だ。これでは「講釈師、見て来たように嘘を言い」
と思われてしまうではないか?「文屋は本屋ではないんだよ」と諭したくなる。自身の文面を研究してほしい。
戦後日本の終わり トランプにより強制的に「戦後レジーム」終了:http://blogos.com/article/197351/
白人労働者「不法移民の子が市民権を得て税金を支払わずに生活保護を受けるのはおかしい。」
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00341145.html
TPP法案の採決、新米大統領の就任後=上院院内総務
http://jp.reuters.com/article/usa-election-trade-idJPKBN1343HU
【米大統領にトランプ氏】安倍晋三首相が対トランプ外交で速攻 トップダウン志向2人、ウマが合うか
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/161111/mca1611110807015-n1.htm
駐日大使にトランプ長女 イヴァンカさん:http://www.tokyo-sports.co.jp/newspaper/

これはまだ噂だが、そのネタ元が「東スポ」とあれば、やはり噂なのかも知れない。その記事によると米大統領選
で勝利をしたドナルド・トランプ氏の陣営では、 トランプ氏の長女であるイヴァンカさんを来年1月にトランプ政権
が発足をしてから、キャロライン・ケネディ現駐日大使から 同職を引き継ぐかも知れないとの噂がある。 それで
日本の政界関係者は大歓迎との事だが、思わずその記事に「いい加減にしろよ!」と呆れた。どんなものか?
