事実と言うものは存在しない。存在するのは解釈だけである。  社会・政治



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「事実と言うものは存在しない。存在するのは解釈だけである」。と言ったのは、フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ氏だが、今更有名過ぎて、ドイツの哲学者と紹介するのも「なんだかな?」と思う。なので割と知られていない古典文献学者の面とか、実存主義の代表的な思想家の一人として紹介しても良いだろう。さてその名言だが、これは「何故そうなったか?」と「事実の裏を知る事で、より真実を知ろうとする姿勢も必要だ」としている。このblogでは"物事の仕組み"と言う言葉を使うが、目的があるから結果がある訳で、だから事実をどう見つめるかで、それが解決なのか、それとも始まりなのかが見えてくる。つまり「何でも楽観的に見る訳にはいかないんだよ」て事。随分と理屈っぽい前書きとなったが、小生、一時期ニーチェに傾倒していたので尚更かも知れない。さて昨日はシンガーソングライターの森田童子さんの死を取り上げたが、彼女の歌を使い、ヒットしたテレビドラマに「高校教師」(1993年1月8日 - 3月19日 脚本:野島伸司)があったが、その頃のTBSは「ドラマのTBS」と評されていた。ホームドラマも社会派ドラマも豊富だったが、「社会派」としてのTBSも健在で、「リベラルや左翼も当時は哲学的で高学歴な人が理屈っぽくやってんだな?」と思っていたが、今ではそれが嘘のような劣化振りだ。「左翼=高学歴」の図式も崩れた。それはあまりにも現在のそれが短絡的だからだ。何かに苦言を呈しても「何故そうなのか?」の理由さえ言えない。(ただ「嫌い」なだけ)戦後左翼は「自虐史観で育成された」と言ってもそのままだが、幾ら戦後の米国の占領(GHQ)政策に於て、教育機関の方針も変わり、教科書を黒塗りとした処で、その本質まで黒塗りにした訳でもなく、思想まで黒塗りになった訳でもないだろう。それを証拠に1957年公開の新東宝映画「明治天皇と日露戦争」が大ヒットだ。そんな感じで調和も取れていたのだが、今や左翼と言えば「反日」なのだから既に左翼ではないのだ。(些か抽象的だが)何処かで左翼に別な血が入ってきている。それらには共通した特色がある。一見、日本国憲法崇拝者だが、随分と身勝手だ。つまり憲法をネタにしているだけだ。だから象徴天皇制を明言している第1条を認めない。それと何と言っても第9条の都合の良い解釈も酷く、まるでそれが国際法みたいに扱っているのだから話が面倒になる。なので防衛費に対しては、軍拡に当たると此方も否定。だが自衛権はあるのだ。しかし憲法上、範囲に制限がある為に安全保障上、軍事同盟は不可欠になる。そこで日米軍事同盟(日米安全保障条約)があるのだが、60年安保闘争(軍事に疎い層が扇動された大々的なデモ)が発生した際に「相互協力および安全保障条約」なんて中途半端な条約になってしまった。それは岸政権での事だったが、その条約にある「集団的自衛権」の確約を改めて明確にする必要があったので、安倍政権で確認をした訳だ。その時に左翼は「戦争になる」と騒いだ。だが別に日本が宣戦布告をした事実もなく、「戦争反対」も根拠はない。だから「左翼とは何だろう?」と首を傾げてしまう。まるで見えない敵と戦っているようだ。左翼が高学歴と言われた時代は終わったのだ。現在「キチガイ」と言う言葉は蔑視だの差別だのと騒いだ団体のせいで使われないが、それは「反対した団体側の現状だったのではないか?」と思ってしまう。左翼は根拠のないもので争うのが好きだが、論理構築が出来ないのを自ら明かしているようで憐れである。


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此処で改めて12日にシンガポールで行われた「米朝首脳会談」とは、どのような内容で両首脳が合意文書に署名したかを振り返ってみよう。その当日は、Bloomberg Businessと言うニュースサイトで同社東京支局長の高田和典氏がホワイトハウス担当記者の情報をまとめていたので要所を掲載するが、それによると「安倍首相はトランプ大統領が拉致問題を取り上げると約束したと発言していたが、われわれが見た限りではトランプ氏と金委員長が署名した文書には言及がない」。として合意文書の要旨を挙げていた。では米朝間だが「1.平和と繁栄に向けた米国と朝鮮民主主義人民共和国の国民の願望に従い、両国は新たな関係の構築にコミットする。2.米朝両国は朝鮮半島での永続的かつ安定した平和体制の構築に向けて共同で取り組む。3.2018年4月27日の板門店宣言をあらためて確認し、北朝鮮は朝鮮半島の完全な非核化向けて努力することにコミットする。4.米国と北朝鮮はPOW(戦争捕虜)とMIA(行方不明米兵)の遺骨収集にコミットする。これらには既に身元が判明した分の即時本国送還を含む」と。そこが重要だ。「2018年4月27日の板門店宣言をあらためて確認し、北朝鮮は朝鮮半島の完全な非核化向けて努力する」とはどう言う事か?その「板門店宣言」だが、実はこれ、北朝鮮の非核化ではない。韓国も含めた半島の非核化を意味している。「核の傘」と言う言葉がある。それを米国に例えると日朝は正に「米国の核の傘」に守られているのだが、板門店宣言では、その米国の核の傘を禁止する。そう考えれば北朝鮮主導での南北統一の準備としての宣言だったとするのが自然だ。だから韓国は、そこを承知の上で「板門店宣言」なんてものに調印をしているのだから米国としては、この際(米朝会談)、北朝鮮を仲介として、それを認め、米韓軍事同盟の破棄を宣言したと言う事。然も国際的な場での調印なので、韓国は米国とは既に同盟国ではないのだ。もちろん文大統領も承知の上だよね?「その宣言をこの場で活かさずにどうする?」てなものか?そんな枠組みとなれば、関連の軍事演習も必要ない訳で、軍は様子を見て延期としたのが伺える。調印した内容は段階を追って履行される。朝鮮半島完全非核化(米主張)と在韓米軍撤退(北主張)との利害関係が一致した訳だ。なれば北朝鮮としても中国に理由も話せる訳で体制も保障されれば金正恩朝鮮労働党委員長としても、米国との関係も築けるだろう。反面、南側の体制は保障されないが、それでも文大統領は、この会談を絶賛している。そう言う役割だったのだろう。



日朝首脳会談へ本格調整 金正恩氏「安倍首相と会ってもよい」 トランプ大統領に伝える
http://www.sankei.com/smp/politics/news/180614/plt1806140003-s1.html
トランプ氏「北の核の脅威もはやない」書き込み
http://sp.yomiuri.co.jp/world/20180613-OYT1T50108.html
実りなき世界最大のショー
http://lite.blogos.com/article/304151/
国交正常化後に拉致解決を=米朝首脳会談は評価―河野元衆院議長
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180613-00000076-jij-pol
ライブブログ 米朝首脳会談
https://www.bloomberg.com/news/live-blog/2018-06-08/P9ZCYT6S972A01
板門店宣言」全文=南北首脳会談
https://www.google.com/amp/s/www.jiji.com/jc/amp%3fk=2018042701586
【コラム】自国の拉致被害者を見捨てない日本、見捨てた韓国 コラム】自国の拉致被害者を見捨てない日本、見捨てた韓国
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180612-00003713-chosun-kr



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さて北朝鮮による拉致問題だが、朝鮮日報にこんな記事があった。それはコラムで題して「自国の拉致被害者を見捨てない日本、見捨てた韓国」である。冒頭を引用すると「日本が米朝対話の過程で、前提条件として非核化と共に根気強く強調してきた問題が北朝鮮による「日本人拉致問題」だ」。と触れている。そこでは日本の立場を「非核化の対話から疎外された日本が、悪あがきして韓国と米国の足を引っ張っているというわけだ」としてはいるが、蓋を開けてみると韓国は、米朝首脳会談に於ては仲介役にもなれなかった。疎外されていたのは韓国の方だった。そこで重要な点だが、朝鮮日報でも「日本国民の北朝鮮の核に対する恐怖は、韓国に勝るとも劣らない。それでも日本は12人のことを諦めていない」と日本政府の姿勢を認めている。この記事では、拉致問題については日本の対応を大袈裟だと見ている。その理由として「6.25戦争(朝鮮戦争)当時、北朝鮮に拉致された韓国人は、名簿で確認されただけでも9万6013人に上る」からだとしている。尚「休戦後に北朝鮮に拉致されたまま戻っていない韓国国民も500人以上いる」との事。しかし悲しいかな?「それにもかかわらず、韓国は拉致被害者の生存確認や生存者の送還を北朝鮮に求めていない。日本の度量が狭いのか、韓国が非情なのか」と記事で嘆く。そこで「先日の板門店での南北首脳会談で、韓国人拉致被害者の送還問題が議題に上ったはずだ。ところが、その日の会談で触れられたのは韓国人拉致被害者ではなく、日本人の拉致問題だった。理由は単純だ。日本が問題を主張する一方で、韓国は沈黙していたからだ」と韓国政府に苦言を呈している。そこでこう分析。「韓国人拉致問題に伴う南北の緊張が、せっかく築き上げた豊かさを台無しにするかもしれない」という利己的な感情が社会全体に作用しているためだと思う。そのようなエゴが、国民を見捨てる習慣をつくり上げたのだ」と。「自国の拉致被害者を見捨てない日本、見捨てた韓国」と題するのも理解が出来る。更には河野洋平氏が拉致に言及している記事もあったがどうでもいい。

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