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「人は賢明になればなれる程、ますます腰を低くして他人から学ぼうとする」。これは13世紀の英国の哲学者、ロジャー・ベーコン(Roger Bacon、1214年 - 1294年)氏の名言。「驚嘆的博士」( Doctor Mirabilis)とまで言われたカトリック司祭である。当時としては珍しく理論だけではなく経験知や実験観察を重視した事もあり、現在では近代科学の先駆者と称される。その名言だが、それに対する名言に「先生と言われる程の馬鹿でなし」と言うものがある。つまりそう言う事だ。特に説明は要らないだろう。これで今日のblogの伏線を張ったが、勿論、「日本学術会議」の件だ。この手の反対運動の場合は、全く関係のない分野の者が騒ぐのも、今や恒例となった。またもや映画関係者だが、毎日新聞によると「5日、映画人有志が抗議声明を発表した」との事。その有志の名が記事にあった。青山真治、是枝裕和、瀬々敬久、塚本晋也、森達也各監督や脚本家、プロデューサーら22人である。そこで今回の問題は「学問の自由だけでなく表現の自由への侵害であり、言論の自由への明確な挑戦だ。放置するなら介入はさらに露骨になることは明らか。映画も例外ではない」との抗議。訳が解らん。そもそもあれは「学問の自由」すら侵害していない。政府が「日本学術会議」での推薦を全員、鵜呑みにしなかっただけだ。その落とされた6人とて、別にそれ以前も、それなりに学者としての研究をしていたのではないのか?だから宛が外れた処で「学問の自由」もあるまい。皮算通りにならず、高額な報酬が貰えないのが悔しいのだ。それにしても国家に反旗を翻す行動ばかりをしていた学者が政府機関に入り、国家から金を貰おうとするのは余りにも虫が良すぎではないか?そんな映画関係者の有志達は、その6人の候補の「任命と経緯」の説明を求めているのだが、それまでやらかしていた事に自覚があれば、別に落とした理由が明るみになるのは、その6人に対して失礼ではないのか?求人の際、会社の面接で落とされた人にわざわざ理由は言わないだろう。更に言えば、その映画人の言う、「表現の自由」「言論の自由」への侵害になる理由を教えてほしい。関連性が理解出来ない。

それでは「学術会議」での推薦理由も公にしてほしい。そこで2020年10月07日の衆議院内閣委員会での日本維新の会(無所属の会)の足立康史議員と日本学術会議事務局長の討論。足立氏曰く「学術会議側は【推薦理由】は公にしているのか」と問うと事務局長は「推薦は氏名を記載した書類提出で行われる。【推薦理由の書類は添付されていない】」と答えた。なれば「書類に推薦者の名を記していれば通るのか?」てな事となる。こりゃザルもいいとこだ。関連記事には民主党系野党の苦言もあるが、どれも似たような内容なので割愛する。ちなみにその立憲民主党と言えば、9月の結党大会時に枝野幸男代表は、「私たち立憲民主党は、右でも左でもなく前へあなたとともに進みます。国民一人一人の顔の見える政治へ、国民のために国民と共に戦う立憲民主党になる。共に戦いましょう」と言ったばかりだが、その政党関連の記事のどれもが、この「コロナ禍」の最中、「日本学術会議」の任命問題をネタに秋の国会を乗り切るようだ。勿論、そんな場合ではない。

橋下徹氏が日本学術会議に提言「学者の会費で運営すべき」
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/2254677/?amp
蓮舫氏、学術会議の任命問題で呼びかけ「声を上げ続けてください。間違いは世論の力で正せます」
https://news.yahoo.co.jp/articles/53a73ce2b13d689ab13403d5564a2ca8b7c60691
甘利明 Official Web Akira Amari:https://amari-akira.com/01_parliament/2020/410.html
小沢一郎氏、自民政権を批判「この8年間で稀に見る恥ずかしい国になってしまった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/34b048aaf9109ffca313d9203104f384332f6ec9
なぜ任命拒否したのか明確な理由を要求、福山幹事長
https://cdp-japan.jp/news/20201006_0050
菅首相 学術会議の任命見送り「学問の自由とは全く関係ない」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201005/k10012649301000.html
是枝、青山監督ら映画人有志が抗議声明 学術会議問題
https://mainichi.jp/articles/20201005/k00/00m/040/173000c.amp
ピーチ太郎2nd @PeachTjapan2
https://twitter.com/PeachTjapan2/status/1313682622892056577

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さてこれは編集後記みたいなものだが、「各社媒体が藪蛇な事に気がついた途端、『日本学術会議』関連の話題はピタリと止むだろう」と。てな感じで小生は予想をしているのだが如何なものだろう?今の処は人選から漏れた6人について総理の菅義偉氏に追及をしているが、その理由については連日、朝からテレビの報道バラエティー番組で「安保理や共謀罪、特定秘密保護法等々の国家や国民の安全に関する法律の制定に反対をしていた者だ」と、総理がわざわざ言わずとも、正直に伝えている。たぶんテレビ朝日にしても、TBSにしても、国民には「そんな危険に晒さないよう、法案が通らないように反対していたのが、その6人の学者達なんだよ」と伝えているつもりだろうが、結果、そんな学者達の自己紹介となっている。そこが滑稽だ。しかし国民の国防に関する意識が変わった現在では寧ろ逆効果だ。だがそこに気づかない。だからオールドメディアとして見捨てられたのだが、そきにまだ媒体側が気づいていない。とんだ裸の王様だ。実はそんな国民の意識を変えたのが民主党政権時の失政なのだが、あれだけプロパガンダ放送で民主党を政権与党に仕立てた媒体が、それを忘れている。民主党系政党も同様だが、その時代の苦境を国民は覚えているのだ。(然もトラウマだ。)なのに下野後も懲りずに「もりかけ」「桜」だ。いい加減に国民は学習をしているのだ。おまけに今回は中国絡みの「日本学術会議」だ。普通に考えれば攻めると危険なのだがまだやっている。これからも色々なものに引っ掛かりそうだが、今回は政府がそのエサを総理が釣り針に付けた感がある。次は何が釣れるかと様子を見ているのは実は総理の菅義偉氏なのかも知れない。実務だけを淡々と進めているようにしか見えない内閣だが、なかなか強かなようだ。

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