2009/11/8  19:30

今週の一冊  本の話

 おっちゃん、長崎から無事に戻り、大慌てで会議の資料を作り、ご飯かっこんで東京へ。昔、今ほど忙しくはなかったと思うけれども、それでもなかなか娘達とゆっくり遊ぶ機会は少なかったおっちゃん、出勤の時に「お父さーん、また来てね」って言われよったな。おっちゃん、また来てね。

 一気に読み終えましたよ一冊。去年<まほろ駅前多田便利軒>を読んでから、すっかり三浦しをんのファンになりました。それまでは、この人男性やろか?女性やろか?っていうレベルでしたからね。

 クリックすると元のサイズで表示します

 「風が強く吹いている」 三浦しをん  

 小出恵介主演で映画化されて先月から上映中なので、ご覧になった方もあるかも。私は映画を先には見ない派。なぜなら見たあとで本を読むと、登場人物が、その役者さんでしか頭の中で動かんくなるんよね。それでも、出てくる双子は斉藤祥太・慶太兄弟やろな、と思いつつ読んだらビンゴで笑えた。タッチを使ってもおもしろかったとは思う。

 箱根駅伝を目指す弱小急ごしらえチームの奮闘とずっこけぶりを、爽やかに、時に厳しく、時に暖かく見つめるスポーツゆる根性ものです。そんなあーた、伝統校ひしめく中にあってそんな都合のいい話が…とよぎり、最後のシーンは想像に難くないんですが、それでもなお笑えて泣けます。

 若者頑張る系に年々、涙腺が緩むのは年を取った証拠でしょうか。この大学時代という限られた年齢でしか頑張れない一つのこと。今からいくら頑張っても氷川きよしくんに新人賞がとれないように、私がミスユニバースに応募できないように(だーかーらー、応募って言ってるじゃん 応募って)大学生である間にだけ出場を許された大会へかける情熱。

 ちょっとだけ、ひねくれた作品が好きな私だけれど、三浦しをんの徹底的に意地悪な人間を排した作品は、清涼飲料水を一気飲みした爽快感が。二十歳の頃を忘れがちなあなた、ぜひどうぞ。映画、どうしよっかなー。



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ