2020/1/27  18:48

たまには一冊  本の話

 今週は雨ばっかりです。今年は雪を見ることなく冬が終わるんでしょうか。積もると何かと大変やけど、やっぱ一度は白いの見たいよね。

 本を読む機会が減ってましてね。老眼が進んで、寝る前に小さい字を読むのが辛いのもあります。ソフトバンク携帯のおまけで雑誌が読めるのでスマホでオレンジページとかエッセとか眺めてから寝ます。そら本、売れんわなあ。宮沢賢治を読み返したりしてるとこ。賢治の独特な世界観に浸ってみたりします。天文学にも秀でてたので作品に出てくる星座の描写で何年の何月何日の事か分かるそうですよ。(宮沢賢治大ファンの長岡のM子ちゃん情報)
 おっちゃんは中学の国語の試験で「よだかの気持ちを書きなさい」(あのよだかの星ですね)という設問に「よだかではないからわからない」と書いたそうです。

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 「ごんぎつね」と口にした瞬間に涙が出そうになります。「フランダースの犬」に反応するのと一緒ですね。自分が授業で習ったかどうかは忘れてしまいましたが、今は日本中の小学4年生の教科書に載っているそうです。少なくとも平成に入ってからは全教科書。上娘の時に泣け、3年後にまた下娘で泣くというね。

 兵十のおっかあが死ぬ前に食べたかったであろうウナギをいたずらで盗んでしまって、悪い事しちゃったなあと栗やまつたけを兵十のもとへ運ぶんですね。報われなくてもいい。兵十に喜んで欲しい。でもさでもさ、ちょっとだけボクが運んでることに気づいてほしいな、っていうその健気で可愛らしい気持ちがたまりません。無償の愛も尽くす愛も美しいけれど、ちょっぴりだけでいいから振り向いてっていう心根の切なさ。いろんなことに重なります。今回、初めて気づいた箇所が。ごんは栗を土間にそっとかためて置くんです。そう、バラッと投げ置くんじゃなくて固めて。ここ、ごんの気持ちやないですか?

 童話、大人こそ学ぶものがあるのかもしれません。宮沢賢治の次は新見南吉いくかな。

2018/7/23  14:35

今回の読書  本の話

 猛暑のお見舞いを申し上げます

 大暑の本日、全国の天気予報は40度越えの地点を報じてます。あっついですねえ。福岡は今日は34度です。38度37度と数日続いたので、34度?ちょっと涼しいんじゃね?とか思ってしまいます。この時間(14時半)まだ扇風機だけでいけてるので、少しマシなんかも。生命にかかわる暑さ、なんて聞いたことない予報。皆さま気をつけましょう。

 クリックすると元のサイズで表示します ムギちゃん二ヶ月
 お隣マンションのY下さん宅に来た4匹目の猫さん。めっちゃ可愛いの。毛がフワッフワ。子猫って反則です。ほんっと可愛い。抱っこしてきたらキナコがクンクンクンクン嗅ぎまわりますよ。「ちょっと!どこのお店の子っ?!」


   今回の読書コーナー
 「老いの僥倖」      曽野綾子
 「ふちなしのかがみ」   辻村美月
 「ネコになる本」     大石孝雄
 「忘れる女、忘れられる女」酒井順子
 「ペインレス」      天童荒太   …間違って下巻 

 おすすめは「ネコになる本」伴侶動物学(そんな学問があるのね)研究者の著者による猫の気持ちの解説本。飼い主は猫を見守っている気でいるけど、猫の方からしたらば人間を見てやってるくらいの気持ちでいるってこと。
 

2018/7/6  11:26

図書館行きを断念  本の話

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 博多駅前の飾り山。西郷さんね。裏側はテレビ局の宣伝でよう分からん。せごどんは売れない役者風で不細工。ごめんね、鈴木くん。

 避難勧告が出るような大雨で図書館行きを断念しました。小やみになって行こうかなーと思ってたらダダ降りを繰り返すので諦めました。大雨の中は怖いとー。図書館は運転できるようになって良かったなーと思う場所の一つ。前は二週間に一回は必ずおっちゃんと行かんといかんやったけね。土日は駐車場満車も多いし週末の予定がそれで終わったりする。今は都合いい時にフンフンです。

 本のちんまい感想を書かなくなったのはなかなか面倒だからで、手元に必ず読む本はあるんです。読んだことのある本を借りてくるのはしょっちゅうで、読んだ気がすると思いながら読み進めることもしばしばです。まだ最後まで読んで気づくってこたあありませんが間近かも。

 「たんぽぽ団地」 重松清
 「祝言島」  真梨幸子
 「臨床真理」 柚月裕子
 「まーごのお仕事」 関由香 写真
 「ごはんとおべんとう」 成美堂出版

 お勧めはありません。
 クリックすると元のサイズで表示します 半分はおっちゃんの

2014/9/5  15:37

今週の一冊  本の話

 猫の可愛い画像とか動画とか漫画とかネット上に探すのが大好きな下娘と私。最近見つけちゃったのは「ペン太のこと」です。第一巻が出たとこと知り速攻で買ってしまった。で、漫画なんです。すみません。

 クリックすると元のサイズで表示します 「ペン太のこと」 片倉真二

 
 漫画家の片倉真二氏の元へやってきたアメショーのメス猫ペン太との出会いと10年の日々と別れ。他の猫達(ポン太・金太・はむ・はたけ)も加わって賑やかな毎日が描き出される。絵がね、ものすごく上手いとかセリフに泣けるとかそんなんじゃないんです。でも猫が大好きで可愛いくて仕方ないっていう気持ちがヒシヒシって伝わってくるんよ。

 猫を飼ってても飼ってなくても、猫とともに暮らす温かな日々と、必ず訪れるサヨナラの日の辛さが伝わるはず。猫ってね、なーんもせんけど、そこで幸せそうにフンワカと眠っててくれるだけで十分。

 ま、だまされたと思ってネットでペン太に会ってみてくださいな。下の方に第一話はこちらからってあるので、そこから読んでみてね。あなたの心にもペン太が住みつくことでしょう。

2012/3/22  22:02

今週の一冊  本の話

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 下娘の帰宅が相変わらず23時半なので、本を読みながら待ってる、つもりがうたた寝しとること多し。昔は本を読み始めたら、他のことは何も考えられんくらい集中したんになあ。「母、髪がはねとー」と指摘されるのは、風呂上がりの頭で椅子からずり落ちて寝てしまっとるせい。

 *** 今週の一押し ***

 「無理」 奥田英朗

 直木賞受賞作の「空中ブランコ」に代表される精神科医・伊良部シリーズが有名。ちょっと脱力系なとこがありながらも、現代社会をうまいこと描き出すのが面白いんよね。本作もそんな一つ。

 ゆめの市は人口12万人のだだっ広い地方都市である。これといった産業もなく娯楽といえば、最近できたショッピングモールで1日を過ごすこと。そんなゆめの市の社会福祉事務所に勤める男。離婚して生活保護を申請する若い女。町の実力者で選挙のことで頭がいっぱいのオヤジ。こんな町、絶対に出てやるとそれだけを目標に勉強に励む女子高生。誰もがそこで息をしているかのように存在感をもってページの中を踊る。

 面白いです。最後のまとめは無理があるけど(やけん表題が『無理』なんか?)そこに皆が集結していく過程には無理がない。特に社会福祉事務所の職員と保護申請者の掛け合いなどは「見てきたんか」という感じ。うー、これが通るなら真面目に働く気が削がれるのももっともだ。

 540ページほどで分厚いけれど、サカサカ読めます。うたた寝しながらでも大丈夫。お薦め。ただいま朝日新聞朝刊で連載小説掲載中。

 他には

 「まともな家の子供はいない」 津村記久子

 まだOLさんもしてるんだろうか。なかなか新作が出ない。あれ?ちょっと角田光代風の文体になってない?

 「変わる家族と介護」 春日キスヨ
 
 どちらのご家庭でもどこかで出会う問題だよね。うちはまさに今ですが。まだ読んでる途中。

2012/2/9  22:17

今週の一冊  本の話

 クリックすると元のサイズで表示します 東区っ子さんからイヨカン
 春は名のみの厳しい寒さだけど、こうして春が〜。

 ** 今週の長編 **

 「小暮写真館」 宮部みゆき

 716ページもある長編で、寝る時に仰向けでは絶対に持てない重さの本。珍しく貸し出し期間の2週間では読めずに延長延長で5週間かかって読んだわさ。

 小暮写真館という名前の古い写真館が売りに出されて、そこを買いとって住むことに決めた花菱一家。そこで起こるあれこれと、主人公花菱英一君の周囲の人々とのかかわり。

 宮部みゆきはご存知ミステリーの女王様であり、時代小説でもその地位は揺るがず、ベストセラー作家であるが、他にもファンタジーやジュブナイルと分類されるティーンものも多く書いている。これは、ティーン向きファンタジーといったところか。

 読みやすいんだけど、子供(特に主人公弟)が、あまりに天使のような良い子で照れくさくなるくらい。どこかで、人殺しを書くのはやめにしたいと宮部サンが発言したのを読んだので、この路線ものが増えるんかな。716ページじゃなくても良かったかも。

 他には

 「東京ロンダリング」 原田ひ香

 問題の起こった不動産(事件の起きた部屋とか自殺者が出たとか)物件は、そのことを次の入居者に告げる義務があるらしいが、そのまた次の人にはもう告げなくて良い。なので、その告げられる人となって、問題物件にしばらく居住して問題がなかったことにするのを仕事にしている人、の話。

 書評で読んで面白そうと飛びついたのにガックリ。その着目点がおもしろく期待が大きかっただけにガックリ度も大きい。出だしの面白さはページを追うごとにトーンダウンし、ありきたりな恋愛成立って、そりゃないよ。

 それこそ宮部みゆきとか桐野夏生とか篠田節子あたりに書いてほしいくらい。あー残念。

 「ま、いっか」 浅田次郎
  
 まだ読んでません。題名に惹かれて選んだ。うちでは「ま、いっかの上娘」「あ、そっかの下娘」と呼ばれてたので。

2011/8/13  21:37

今週の一冊  本の話

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 新潮文庫のシールが20冊分たまったので、またマグカップもらっちゃった。こないだと違う柄で良かった。

 お盆の混雑の中を移動の皆さん、お疲れ様です。私は暑い暑いを連発しつつ家におりますよ。おっちゃんは2週間ぶりでやっと休日。いささか弱っており、一日ウトウトしてました。盆休みという発想のない職場ですが、今年は15日が一斉休業となり珍しくお休み。

  *** 今週の一押し ***

 「神去なあなあ日常」 三浦しをん

 高校卒業の折にはまったりとコンビニでアルバイトでもしながら暮らそうと考えていた勇気は、担任と母親の手によって三重県と奈良県の県境にある神去村に放り込まれる。そこで彼が従事するのはチェーンソー片手の山仕事であった。右も左も分からず、携帯電話さえ使えない山の中で待っていたのは先輩の鉄拳、虫たちの襲来、村と山が抱える秘密。絶対に逃げ出してやると震え上がった勇気は、いつの間にか林業の面白さ、村の暖かさの虜になってゆく。

 私たちくらいの年になると、どうしても労働の尊さとかを、きちんと語らないと失礼なんじゃなかろうかと構えてしまい堅くなっちゃうんだけど、三浦しをんの描く労働者はユルユルでありながらも、働くきつさと喜びを伝えてくれる。笑いながら涙腺開いちゃうんよね。

 仕事を探す人を人出の足らない林業へ送り込めばなんとかなるっていう発想はもちろん短絡的だけれど、知らなかった世界で生きる方向を見つけられた人は幸せだな。「木を植えることで自然を守ると考えるのは都会人の勝手な理屈。木は植えたあとの手入れこそが大切」という一文はなるほどと頷ける。

 爽やかにどうぞ。中高生の読書感想文にも最適な一冊かと。

  *** 他には ***

 「キネマの神様」 原田マハ

 キネマの神様っていうんだから映画の話です。主人公の歩の父(79歳・無類の映画好き・ギャンブル狂)の書く映画評論が面白い。だけど、ちょっと映画好きな人なら、たいていは知ってる映画を取り上げてるとこが残念。全然知らんのを読みたかった。

 「ぷちすとハイパー!」 室井佑月
 
 当世恋愛模様短編集。ワイドショーのコメンテーターとして登場回数多し。タレント文化人は、頼まれてコメンテーターしてるのよ、みたいなこと言っちゃうけど、室井サンは「だってテレビはギャラいいから魅力的なんだもん」と言い切り痛快。お医者さんタレントの人とキャラがかぶるよね。

 「図書館革命」 有川浩

 途中まで読んで、どうも分かりにくいと思ったら、図書館シリーズ4部作のうちの4作目だった。こりゃ、1作目から読みなおそう。自衛隊三部作も、まだ1作しか読んでないけど。

 「どうで死ぬ身の一踊り」 西村賢太

 読んだのは二作品目。やっぱり好きにはなれなんだ。小説ってドロドロしたことを書いても、その文章には美しさがないといかんのじゃないかと思う私。

 「デフレの正体」 藻谷浩介

 新書のベストセラーで、4月に予約して忘れた頃に回ってきた。数字が苦手なので文章部分のササーッと拾い読み。えっと、経済縮小は人口の波-高齢化-による、ってことかいな。まとめすぎ?



2011/7/29  22:32

今週の一冊  本の話

 クリックすると元のサイズで表示します ひまわりメロン

  北海道は滝川のMちゃんからおメロン。うひゃ!娘たちよ、喜べ。持つべきは優しい母(の友)

 *** 今週の一押し ***

 「ピロティ」 佐伯一麦(さえきかずみ)

 佐伯一麦は日曜美術館で宮城県美術館所蔵の松本竣介の絵を紹介した時に出てたので名前が記憶に残ってた。佐伯自身、宮城県出身で、現在も在住である。番組の方は、ん?どして東北大震災と美術番組をくっつけるの?と少々の違和感あり。

 仙台のとあるマンションの管理人をしている<わたし>が退職を間近に控えて、次の管理人候補である渡部さんに向かって、管理人の仕事のあれこれを説明し話す。ひたすら私が話す。最初から最後まで<わたし>だけの独壇場。車の無断駐車に困ったり、騒音問題の仲裁にあたふたしたり、最近の子供の名前が覚えられず芸能人かと突っ込んだり。おかしい。どこのマンションでもこんなんやろなあ。

 なんでこんなに見てきたかのように管理人さんの気持ちが分かるのかと思ったら、作者は電気工事士として働いていたことがあり、その当時に数多くの管理人さんと出会ってきたからだそうだ。うちのマンションの管理人さんは気さくなオバチャンだけど、苦労しなさっとることもあるんかな。

 ピロティとは建物一階部分が独立した柱に支えられて吹き抜けになっている部分だそうです。うちんとこのマンションにはありません。

  ** 他には **

 「デパートへ行こう」 真保裕一
 新聞の書評で読んだ時にえらく面白そうで買おうかなと思って忘れてた。買わんでよかった。デパートという心躍る場所にある日の夜に集まってしまった人々がこんがらかっていく話。こんがらかった割に最後はあっけないな。

 「Nのために」 湊かなえ
 いつも、後味の悪さを残してしまう湊節…そこが魅力でもある…だが、今回はそこまでなし。爽やかではないけど。本当のNは誰だったんだろう。

 「いい人ぶらずに生きてみよう」 千玄室
 ま、茶道界の大御所ですからねえ。いい人ぶらなくても世界はひらけていく。

 「混合男児」 三枝玄樹
 ラジオ番組作家の初小説。テンテン…の多用。ドラマに仕立てたら面白いのかも。小説としては表現にほほーと感じることもなくササッと読み終わる。

 夏木静子・桐野夏生は読んだことのあるものでした。

2011/7/12  22:22

今週の一冊  本の話

 今日も、すごい夕立。こんな降り方、昔はお盆過ぎてからやったのにね。天気具合が変わってきよる。

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   *** 今週の一押し ***

 「森に眠る魚」 角田光代

 東京の教育熱の高い町で出会った5人の母親達は育児を通して友達となり親交を深めてゆくが、いつかその関係は変貌を遂げていく。子供の受験を、モデルにスカウトされることを、住まいの豪華さを競い、常に自分が徒競争の途中の何位かを思い知り、思い知らされ走り続けなくてはならない。ここで全力で走っている自分の姿を自分は望んでいるのかいないのかも分からないままに。

 書き出しの軽さから、女性の日々を明るく楽しく扱った作品かと思いきや、登場人物が揃いきったあたりから一気に心理サスペンス物へと突き進んでゾクゾクしながら読み終える。相変わらず、女の心の内なる声を書かせたら天下一品ねー。ほんっとにうまい。この人たちと離れたいと思いながら、置いていかれる恐怖から自分で自分を追い詰める。こんな毎日を終わらせたいのに、朝がくれば昨日と同じ今日が始まる。

 ああ、これって音羽幼稚園お受験殺人事件と呼ばれたあの事件がベースにあるのかと気づく。もう何年前になるんだろう。何か強烈に記憶に残ってるよね。この事件を元に男性作家が書いた作品も読んだことがあるけれど(誰かは忘れちゃった)その時は事件をなぞった作品という以上の感想はなかったけれど、こちらはなぞりながらも心の声が届いてくるので感情移入しちゃう。

 「この人は私とは立ち位置が違う」と気づいたら、静かにそっと離れていく術を身につけるのが大人ってもんかもしれんね。親がどんなに必死こいても、やがて子供は自分の能力と努力で自分の落ち着き場所を見つけていくんやね。ってことを、爆走する人の耳元でささやいても聞こえんわな。

 女子の皆様におすすめ。夏の暑い日にホラー小説よりも怖い一冊かも。


 *** 他には ***

 「贄門島」上・下巻 内田康夫

 いつもの浅見光彦ワールド。水戸黄門やら遠山の金さんを見てるような安心感あり。最後は光彦がチャッチャと解決してくれるっちゃんね、みたいな。53歳にして贄(ニエ・生贄のニエ)という漢字を書けるようになったという収穫つき。幸に丸に下が貝ね。

 「田舎の事件」 倉阪鬼一郎

 田舎町で起こる事件の短編作品集。

 「小福歳時記」 群ようこ

 ボーッと読むには最適なエッセー集。好きなんですけどね。好きなんですけど、いまだ取材して煮詰めて煮詰めて書いたと思われる作品は知りません。もしあったら教えていただきたい。



2011/4/15  22:02

今週の一冊  本の話

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 生温か〜い一日。あまりにも寒い師走だったので窓拭きせんまま春になっちゃった。やっと網戸と窓をゴシゴシ。タオル真っ黒よ。やっぱ前が道路の一階だからなあ。カーテンもそろそろ洗わんといかんね。春・春。

 ***今週の一押し***

 「ハブテトル ハブテトラン」 中島京子
 東京に住む小学5年生のダイスケが広島の福山にやって来て、たくさんの経験を積む話。ハブテトルは広島弁ですねるとかいじけるとかの意味。ハブテトランは否定型。子供向け小説なんだけど、ちょっと面白い。小学生の男子の幼さと背伸びが微笑ましい。ただ作者は東京人なので広島弁が完全ではない。「おみゃー」とか言うか?それだと名古屋弁じゃないん?そこはやっぱ「わりゃー」じゃろ。

  「それから光がきた」 新川和江
 詩集。こんな時、詩を読んでみたくなるのは本当かも。「その朝に」という一編が頭に残る。50年後かも。500年後かも。今日かも。その朝が来るのが。

 「ともしびマーケット」 朝倉かすみ
 ある町の小さなスーパーマーケットに集う人々の、ささやかな日常。そのひとりひとりが私であなた。寝る前にちょうどいい。

 「僕は秋子に借りがある」 森博嗣
 自選の短編集らしいんやけど、ちっとも面白くなかった。どしてこれを選びなさった?

 「一度作れば見なくて作れる」 中島有香
 料理本。あまり好みのものはなさそう。一度も作らずおしまい。

 「白洲正子のかくれ里を行く」 楓大介
 写真集。白洲の書いた「かくれ里」に沿って写した風景の写真集。なかなかきれい。白洲正子の文章はあまり好きじゃない。どう読んでも上から目線。あたくしが発見してあげた美しき日本。 

 
 




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