2020/2/19  18:37

wowowで一本  映画の話

 最近のおっちゃんはミホんち一の映画通とはいかんけど映画見、である。週に三本をこなし★などつけてチエック。Netflixとwowowを席巻中の日々。見る姿勢に難があるので字幕は読まず吹替版を探さないかんけど。★1.5とか平気でつける(「高速・参勤交代」とか「ラスト・ツアー」など)辛口派なんやけど、そのおっちゃんが★4つつけたのでまだ見てなかったワタクシ慌てていつか見ようと録画しといたDVDを出してきましたよ。

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 「運び屋」 2018年 アメリカ ★★★★

 監督・主演 クリント・イーストウッド

 クリント・イーストウッドが自身の監督作では10年ぶりに銀幕復帰を果たして主演を務め、87歳の老人がひとりで大量のコカインを運んでいたという実際の報道記事をもとに、長年にわたり麻薬の運び屋をしていた孤独な老人の姿を描いたドラマ。

 90歳のアール(クリント・イーストウッド)は、家族をまったく顧みず花栽培の仕事と仲間と遊ぶことだけの毎日を送ってきた。とっくに妻や子とは疎遠になり、商売に失敗した果てに自宅を差し押さえられそうになる。そのとき、車で荷物を運ぶだけの仕事を持ち掛けられる。それを引き受け、何の疑いも抱かずに積み荷を受け取っては運搬するアールだったが、その仕事はメキシコ麻薬カルテルの運び屋であった。イーストウッド、70代と80代の老人をうまく演じ分け円熟味を感じます。

 Netflixではサスペンス部門に分類されているのだけど、私は家族ものに入れちゃったよ。胸打たれます。娘役が本当の娘であったとあとから知りました。映画のセリフだけど結構本気で言ってたんやないやろか。「あんたなんて私の卒業式も結婚式も何も知らなかった。知るつもりもなかった」「仕事っていえば全て許されると思っていた」と叫ぶシーン。絶対、若き日のイーストウッド忙しかったよね。妻も「傍にいて欲しい時にあなたは花を見つめ友達と賞を贈りあって喜んでいた」と静かに強く告げる。

 どん底に落ちた時(そんな経験のない人はもしも落ちたとして)その時に寄り添ってくれるのは誰なのかを自分の内に聞いてみよう。会社の上司はアドバイスをくれるだろう。「オレだってね…」の自慢話をつけて。昔の恋人は風の便りに「気の毒にな」くらいは思ってくれるだろう。しかし今日の予定の方が大事なはず。趣味の友人は心配してくれるだろう。でも24時間気にしてはくれない。さあ。

 その大切なはずの人のこと、あまりに近くて蔑ろにしてはいないのか。その人に苦労かけてもいい、我慢もしてもらっていい、泣かせることもあるかも。それでも傷つけることだけはしてはならない。絶対に傷つけてはならない。アールは気づくことができるのか。

 ああ、それにしても山田康雄さんが惜しまれる。90歳のイーストウッドを吹き替えてほしかった。吹替版を見るおっちゃんに誰が吹替しとった?と聞いたらルパンやったで、と言うんです。はー?と思ってちょっと見たらば確かにソックリ!多田野曜平さんって役者さんらしい。でも山田オタクとしては色気がまだやなあ。  

2020/2/14  10:03

二月の一本  映画の話

 昨日、作業が早く終わったと午前中に帰宅してきたおっちゃん。さあここは映画でしょう。頭の中は(はよ見たいはよ見たい)でいっぱいやったのよ。去年のうちから下娘に「めっちゃ面白い韓国映画が完成したらしい。『万引き家族』を百倍えげつなくした感じの映画」と聞き及んでおったので待ってたところにアカデミー賞ですからね。いや作品賞は無理と思ってましたよ。アカデミー様でアジア映画が作品賞はまだまだやろ、いやずっと無理じゃね?くらいのね。が、脚本賞・国際長編映画賞・監督賞と続く勢いを感じたときに脳内のワタクシ30人がスタンディングオベーションしました。「パラサイト」来るわ、こりゃ。。。。。来たっっ!!!作品賞を含めの四冠ですやん。

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 「パラサイト〜半地下の家族〜」 2019年 韓国 ★★★★ 
 
 監督 ポン・ジュノ
 主演 ソン・ガンホ←父親役

 韓国に住むキム一家は全員無職の4人家族。目を上に向けてやっと見える窓から街路が眺められる半地下の長屋で内職をしながら生活している。父親は何度も事業に失敗してきており、母親はそんな夫にイライラし、息子は大学入試に落ち続け、娘は美大に行きたいが予備校に通えないという一家。ある日、息子の友人からお金持ちのパク家の家庭教師を打診されたとこから始まる波乱も波乱大波乱。詳しく書いてはならないのがお約束らしいのでここまで。

 もう冒頭から超学歴社会韓国ならではの風刺がブラックな笑いとともに展開されハートわしづかみよ。え?笑っていいとかいな。。。みたいなのも続くんやけど、そんなちっさなことを吹っ飛ばしてハラハラドキドキ。最後の最後までどこに暴走しちゃうのかと目が離せません。いや、いつもはお昼寝の時間帯やからウトウトしたらどうしようと思ってましたが一瞬も眠くならんよ。

 貧富の格差を描く映画は数あれど、ここまで乾いた感情と共に断絶を描いた映画ってあるんかな。半地下の長屋の小さい窓から見える青い空と坂の上の豪邸の大きな窓から見える同じ青空が悲しく切なく心に残ります。

 すっごい映画。で、これを作品賞に選ぶことができたアカデミーに驚き。面白いものは面白いんじゃ!という大事な原点に立ってくれたんなら素敵。いい映画だけどアカデミー的には無理かも?というのなくなるといいね。

 平日やったけど前の方の席以外は満席に近かったです。今年これを見ておかんと後悔するわよ。たぶん。定価出しても惜しくない。いや、無料チケットあったけど。さあ!上映館も増えました。ぜひぜひ。

2020/2/3  17:55

アカデミー賞予想・恒例  映画の話

 クリックすると元のサイズで表示します これで節分済ませました
 夜は忙しいので夕方のうちに豆まき。さすがの私もちょっと声のトーンは下げ気味。(いや十分に大きな声で撒いてはりましたで)おっちゃん心の声。今年も元気で過ごせますように。

 さあ来週は第92回アカデミー賞の授賞式ですよ。毎年主要6部門を全部当てたいと意気込んでおるんですけどね。今んとこ昨年の5部門が最高です。

 助演女優賞 ローラ・ダーン 「マリッジ・ストーリー」見ちゃったんで。キレッキレの変な女性弁護士でぶっ飛び具合が素敵。

 助演男優賞 ブラッド・ピット もうノミネートだけは可哀想。取らせたげて。

 主演女優賞 スカーレット・ヨハンソン やはり「マリッジ・ストーリー」見ちゃったんで。もう上手いのなんの。

 主演男優賞 ホアキン・フェニックス しか考えられない。これまでジョーカーといえば故ヒース・レジャーが最高やったけど塗り替えか?

 監督賞 ポン・ジュノ 「パラサイト」の監督。作品賞とったらすっごいけどアジア一気には無理かな。

 作品賞 「ジョーカー」 うーん。無理ですかね無理ですかね。R指定やしね。これでなかったら「1917命をかけた伝令」で保険。

 さあどうでしょう。楽しみ。「ジョーカー」見とけば良かったなあ。去年は体力ってか気持ちがなんだか上がっていかなくて映画に出かけられませんでした。今年は見たいのはサッサ行くよ!

 「マリッジ・ストーリー」はNetflix作品やから見ちゃったのよ。あ、下娘んちが加入しとるもんでメンバーに入れてもろて無料見。へへっ。便利な時代や。あ、もうねスカーレット・ヨハンソン最高です。監督が自らの離婚調停を題材に撮った映画。映画監督ってただでは転ばんのやね。冷静に穏やかに話していたと思ったら次第に思いがこみ上げてきて「貴方(夫)の人生の手助けをするだけの私だった」「妻と母で満足しなくてはならなかった」「結婚生活に自分自身がなかった」と訴える姿に一緒に涙が出ます。全ての女子に見て欲しか。

 さあ来週の月曜は引きこもりです。

 

2020/1/8  17:37

まずは一本  映画の話

 今年の目標〜少し自分を甘やかす〜を忘れんうちにとKBCシネマに行ってきましたよ。なんと去年の一年間、一人で映画館に行ったのは0ゼロですわよ。たった一回おっちゃんと行ったのは無料チケットがあった「記憶にございません」だけ。我ながらびっくり。

 私の一番の趣味は自他共に認めるところのおっちゃんであるが、二番三番の趣味も大事に育んでいかんと一番に振り向けるパワーが低下することに気づいた。いかん、これはいかんわ。何もフラダンスを習うためにハワイに年に二度は行くとか、乗馬を極めるために自分の馬を持つとか言うてるわけじゃないんじゃん。日々の中で自分で時間を見つけていかにゃね。

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 「家族を想うとき」2019年 英国 ☆☆☆☆

 監督 ケン・ローチ
 主演 クリス・ヒッチェン

 ターナー家は高校生の息子セブ、小学生の娘ライザ、介護士のママとパパのリッキー。厳しい生活から抜け出すべくリッキーはフランチャイズの自営業である宅配ドライバーの仕事を始める。しかし、まずは宅配用の車を買うために借金。交通違反切符を切られ、ミスをしたとして違約金。時間に追われランチの時間もトイレの時間もとれないようなすさまじい荷物の山。強盗に襲われて機械を壊され修理代を請求される。もう身も心もボロボロに。

 どうして幸せになろうと努力する人を棒で押して川に落とすようなことになってしまうんやろう。仕事をすることで家族を守り、家族が守られることで仕事への力が湧くはずなのに。失敗が許されず、その失敗は自己責任と責められるだけの社会に伸びしろはあるんでしょうか。一方では絆という言葉だけが独り歩きし、一方では小さな失敗を許容できない社会。

 これまでのケン・ローチ作品であれば貧しいながらも支えあう近所の人や仲間が登場し、それを救いとして画面を見るのに今回は情け容赦ありません。こ、ここで終わるんかいっ!と叫びたくなるところでエンドロールが流れてきます。

 爽やかな気持ちで映画館を出たい方にはお勧めできません。私も心機一転第一弾として選んだ映画としては失敗したかな、と思います。でも一日たって、お母さんのアビーの切々と夫や息子に家族に向き合ってと訴える姿の素晴らしさがよみがえってきます。このお母さんがターナー家の中心である限りは大丈夫だよな、と思えます。

 気持ちが弱ってない時に見てみてね。☆は4つ。イギリス映画ですのでね、めっちゃイケメンは出てきませんよ。そこらへんの普通の兄さんおっさんおばちゃん。そこがまたリアリティ。


2019/2/27  18:44

すごくね?  映画の話

 今年のアカデミー賞予想見てくれた?見てくれた?主要6部門中5部門を的中させましたよ。前代未聞の快挙やないですかー!助演女優賞以外を当てましたからねー。嬉しい。一度は全問正解といきたい。ドレスが一番素敵やったのはエマ・ストーン。エイミー・ポーラーのパンツスーツは新鮮やった。一番ゲゲと思ったのはレイチェル・ワイズの真っ赤なツルツル。消防士さんかと思った。写真撮ってないのでググってみてね。

 また来年が楽しみ。今年は計画的に映画に行く。

 クリックすると元のサイズで表示します カタツムリ
 久しぶりで見たよ。買って来たニラについてきました。植栽の上に逃がしてやったけどどうしてるかな。

2019/2/24  19:41

アカデミー予想  映画の話

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 日曜は梅酒を飲んでフワフワ。いだてんは見てません。このままダーウィンが来たを見てお皿洗ってお風呂入って寝るだけやったんですが、ハタと気づきました。明日はアカデミー賞の発表やないですか。今のうちに予想せにゃん。いっこも当たらんけど。

 助演女優賞 レイチェル・ワイズ   意地悪そうな感じが素敵
 助演男優賞 マハーシャラ・アリ   二度目いけるか   
 主演女優賞 オリビア・コールマン  憎々しさがすげえ
 主演男優賞 ラミ・マレック     だってあれ見ちゃったら。。。
 監督賞   アルフォンソ・キュアロ 作品賞がとれないならここかな
 作品賞   グリーン・ブック    ローマと女王陛下…で迷った

 明日は買い物も行かなくていいように今日のうちに済ませました。司会者不在のアカデミー賞、どうなるんでしょうね。明日はlineにも既読つきませんのでよろしく。

2018/12/12  10:15

年末の一本  映画の話

 すみません、すみません!変化した生活パターンに慣れなくてミホんちにたどり着けないんです。もちっとかかるかなあ。心配してくださる方のために一日の終わりに〇印だけでも書き込もうかと思いましたがそれもねえ。

 で元気にしてます。夏日から真冬日になって身体のついてこんことです。気づけば師走もあと20日。びっくり。

 クリックすると元のサイズで表示します キナコは床暖に張り付いてます

 さて「ボヘミアン・ラプソディ」が映画館席巻中なわけですが2日に見てきましたよ。wowowの映画案内番組でチエックしとったのでね。洋楽バンド青年であったおっちゃんも楽しみにしており、体調イマイチを乗り越えて6年ぶりに映画館です。


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 「ボヘミアン・ラプソディ」

 2018年 アメリカ ★★★★
 監督 ブライアン・シンガー
 主演 ラミ・マレック

 あまりに有名ではありますが、世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで1991年に早逝したフレデイ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。題名でもある「ボヘミアン・ラプソディ」や「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の話や最大チャリティーコンサート「ライブ・エイド」の圧巻の再現を織り込み引き込まれる135分。

 だいたい洋楽に入っていく人って長子じゃない人が多くないですか?音楽を背伸びするってかね、兄ちゃん姉ちゃんの隣にいて耳年増ってかね。おっちゃんは次男ですからね、その口。ジミー・ヘンドリックスは別格と尊敬してます。私は長子じゃないけど、兄貴とは14も違うので石原裕次郎やフランク永井の隣にいたので洋楽疎いです。そんな私でも、はいはい知ってるわっていう音楽満載よ。

 1971年がバンド結成で1974−1979あたりが黄金期、1980−1986あたりが第二次黄金期のようです。ですから見に行く人は我々前後か40代くらいまでかと思ったら若い人にも人気らしいのね。上娘は出勤の車でガンガンCDをかけ、友人Nちゃんは3回も見たそうな。あらー。

 なんだろ。何がみんなをつかんじゃった?叩かれたって責められたってそっぽ向かれたって、自分が何者なのかを決めるのは自分だ!っていう強い意志かしら。「善き考え、善き言葉、善き行い」を持てという厳格な父に反発して背を向けたフレディが「善き行い」を父に告げるシーンは泣けた。父もまた自分が何者であるかを自分で決めた人間であったのね。

 満席の映画館もあるみたいやけど、大野城イオンシネマはササと席とれますよ。平均年齢は高いです。2018年をドンドンパッと〆くくりませんか。ぜひぜひどうぞ!!!

2018/7/13  11:50

今月の一本  映画の話

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 大変な被害が出ている西日本豪雨です。心よりお見舞いを申し上げたい。私の故郷も川が決壊しました。町をヘリコプターやドローンからの映像でこんなに見るなんて。親戚友人に直接に被害はありませんが、断水や道路通行止めで不便になっていることに今は何の協力もできず、だのに自分は通常の生活でね。。。でも私たちは東日本震災で学んだはず。一人一人が自分にできる場所でできることを、っていうこと。只今募金に替えられるポイントを探してます。ANAとJALは対応早かったわ。JCBもできました。イオンカードは現在対応ないらしいのでもう少し待ってみる。

 「万引き家族」
 
 2018年 日本  ★★★★
 監督 是枝裕和
 主演 安藤サクラ リリー・フランキー

 東京下町のビルの谷間の小さな家で祖母(樹木希林)の年金、父親治(リリー・フランキー)の日雇い、母親信代(安藤サクラ)のクリーニング店のパートで暮らす一家。息子の祥太は小学校に通わず父親と店での万引きを日課として生活していた。ある日、治と祥太は虐待を受けているのであろう少女ユリを連れ帰ってくる。

 カンヌのパルムドールやけん見に行く予定の方もあるかと思うのでネタバレ回避しようと思ったら難しいんですが、これは安藤サクラの映画です。も、絶品です。この役を広末涼子とか竹内結子とかがしなくて良かった。激しくてだらしなくて妙に女っぽい信代を演じて見事です。一つだけネタバレ書いちゃうと、信代が特大なゲップするんやけど惚れ惚れする。どんな女優さんにも無理じゃろうて。ますます次回のNHK朝の連ドラが楽しみです。

 あくまで犯罪で、世間に認められるはずはないあり方だ。どこかの院長センセが「日本の恥」みたいな書き込みしとんさったけど、そこじゃないって。家族って何?血のつながりって何?反社会的でさえある親なのに毒親って思えないのはどうして?とたくさん考えます。

 子役もすごい。劇団ひまわりではない子どもの演技に引き込まれるよ。「誰も知らない」の柳楽優弥君が「明星一平ちゃーん どーん!」といくら言っても、あの時の目力が思い出されてならん。

 朝一の東宝、老夫婦一組・老女子会一組と5人で見ました。全員シルバー料金で5500円の収入かあ。ぜひぜひ行って!

<追記>
グリーンスタンプでも豪雨募金にできました。
Tポイント、楽天ポイントでも募金できました。


 
 

 
 
 

2018/4/9  9:50

先月分の一本  映画の話

 おっちゃんはお弁当はもちろんコーヒー紅茶お水お茶っ葉まで家から持参します。昔はコーヒー代だけは集金してたんやけどなあ。今やなあなあ。で、なくなってきたら忘れんようにメモして帰ってくるんですが、今回これ。
 クリックすると元のサイズで表示します 右がメモ左は米粒
 ちっさっ!気づかずに洗い桶に放り込んでしまいましたがな。拾い上げて見たら、ちゃんと「お茶」って書いてあった。今に米粒の一つ一つに神様が宿るとか言い出して文字を書き入れる米粒アートに目覚めるかしれん。

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  「ウインストン・チャーチル」

 2017年 イギリス ★★★と半分
 監督 ジョー・ライト
 主演 ゲーリー・オールドマン

 第二次世界大戦勃発後、ナチスドイツは欧州を蹂躙していく。その勢いはとどまるところを知らず、フランス陥落も近いと思われていた。そんな中、英国政界の嫌われ者で気難しいチャーチルが首相に就任しナチスの勢いを食い止め戦争の流れを変える就任前後の一か月間の物語である。

 最初どうしても、ああこれが辻一弘氏の特殊メークであのゲーリー・オールドマンがこうなってそうなるのね、みたいな目で見てしまうんだけど、やがて物語の中に入ってしまって全く気にならなくなる。チャーチルその人に見えてきちゃうよ。

 チャーチルの孤独と苦悩と葛藤はせまるけど、ナチスが絶対悪やし物語の本筋は変えようがないので作品は驚きがないかな。これは主演男優賞と特殊メイク賞の映画で、作品賞ではないんだな、と思える。画面の重厚感はすごいです。時代と大英帝国万歳を感じます。

 KBCでは朝一は1100円ですのでどうぞ。いつになく若い人が多い劇場内でした。

 

2018/3/1  12:08

今月のもう一本  映画の話

 天神の街を歩くとスマホを見ながら前を歩く姉ちゃんがフラフラと左右に揺れながら歩くのでうっとおしい。マススタートの高木菜那ちゃんみたくシュパッツと内側をかっこよく抜けようと思ったらハイヒールで左にフラッとなった姉ちゃんに当たってしまいました。すみません。。。

 今年は月に一本は映画館で新作を見ようと思ってます。10年くらい前まではそんなペースだったのにね。今年からはまたいきますよ。だって私はシルバー料金。先週見たのは一月分、昨日のは二月分さ。

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  「ロング、ロングバケーション」

 
 2017年 イタリア ★★★と半分
 監督 パオロ・ヴィルズイ
 主演 ヘレン・ミレン  ドナルド・サザーランド

 結婚生活は金婚式を超えたエラ(ヘレン・ミレン)とジョン(ドナルド・サザーランド)はキャンピングカーに乗ってボストンからフロリダはキーウェストに向かう。元教師のジョンは認知症が進みエラは末期がんの体を薬でだましながらの毎日であったが、ジョンの敬愛するヘミングウェイの家を目指すことになった。

 真面目に考えたら、認知症の年寄りに車の運転をさせたらいかんやろー、とか喧嘩して老人施設に連れてって押し込んでくるやらあり得んやろー、とかいう話なんやけどね。そこを生きる演技賞の二人が50年の道のりを追懐しつつ、昔に嫉妬もしてみたり喧嘩もしたり8ミリフィルムを眺めたりすると、やらしてあげてと思ってしまう。人生への心残りはたぶんいくつになってもあるのだろう。でも、しておかなくてはならないことはし尽くした時、人生の〆方は自分で決めていいのかも。

 終わり方は賛否両論だろなあ。こうあるべきというのは危険。これはいかんというのは安易。でもエラの選択はよーーーーと分かる金婚式まで11年の私です。

 福岡ではKBCで明日までです。全国回ってるみたいやから機会あったらどうぞ。私は不得意分野ですが流れる音楽は御機嫌ですよ。懐メロですね。キャロル・キングとかジャニス・ジョプリンとか。



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