
今回のコロンボは「ロンドンの傘」(原題 Dagger Of The Mind )を購入。
72年11月放映で、日本では73年の7月に放映。
コロンボ13作目の作品で、シリーズ化されて11作目となります。
今回犯人役は舞台俳優夫婦という設定で、シリーズ初の二人組。犯人役はリチャード・ベイスハートとオナー・ブラックマンが演じてます。
オナー・ブラックマンは64年の「007/ゴールドフィンガー」のボンドガールに抜擢され一躍有名になりました。
監督はリチャード・クワイン。このシリーズでは次作となる「偶像のレクイエム」と「意識の下の映像」でも監督を務めています。
コロンボシリーズ初のアメリカ以外でのロケが話題?になり、邦題のとーりコロンボがロンドンに出張しそこで事件に遭遇するという設定。
このロンドン・ロケの撮影を担当したのがジェフリー・アンスワース。
72年の「キャバレー」、79年の「テス」でアカデミー賞撮影賞を受賞してます。
主な作品に「2001年宇宙の旅(68年)」「オリエント急行殺人事件(74年)」「ピンクパンサー2(75年)」「スーパーマン(78年)」等日本でもお馴染みの作品が・・
この作品ではシェークスピアの劇、執事つきの部屋、蝋人形館、こうもり傘・・等ロンドン名物?をところどころ織り交ぜてます。
ロンドンの名所もところどころ出ておりまする・・。
舞台夫婦という設定で、舞台のリハ、公演など見られますが、この舞台稽古及び公演となったのはシェイクスピアの有名な悲劇「マクベス」。
原題はこのマクベスの舞台のセリフの一部とか・・わからん・・
「黒のエチュード」以来の長編(90分)もので、二人組・・夫婦の犯人に挑むコロンボがなかなか手がかりがつかめない苦労も描かれており、クワイン監督の演出も評価された作品のひとつです。