
今回のコロンボは「権力の墓穴」
(原題 A Friend In Deed )を購入。
74年5月放映で、日本では74年の10月に放映。
コロンボ25作目の作品で、シリーズ化されて23作目となります。
今回犯人役は、リチャード・カイリーが演じてます。
共演はローズマリー・マーフィー、マイケル・マクガイヤーなど。
監督はベン・ギャザラ。
写真にもチラっと出ていますが、犯人役の隣人さんが殺人を犯し、そのアリバイ工作をして助けた見返りとして、今度は自分の妻殺しのアリバイ工作にその人を利用します。
今回のこの犯人役の設定が、ロサンゼルス警察の次長(実際にロス警察には次長という階級はありません。原語からみると警察庁の次長・・警視監らしい。)というもので、コロンボの上司的な設定。
これまではちょっと著名人とかそれらしき地位のある犯人役がほとんどのなかで、今回はコロンボの上司という大胆な脚本。
コロンボにとってはせっかくの捜査も、次長に圧力をかけられとまどうことに・・
この作品で第3シーズンといわれるものが終了。
このシーズンで「刑事コロンボ」はTV界のアカデミー賞といわれるエミー賞の74年リミテッドシリーズ部門最優秀作品賞を受賞。
P・フォーク自身も主演男優賞にノミネートされましたが、残念ながら昨シーズン同様、受賞ならず・・。