
今日は「グラン・トリノ」を観て来ました。
この作品は、孤独な元軍人が他者と生きる事の意味を見つけるドラマです。
監督&製作&出演はクリント・イーストウッド。 出演はビー・バン、アーニー・ハー、クリストファー・カーリー、ドゥーア・ムーア、ソニー・ビュー、リー・モン・バン、ジョン・キャロル・リンチ他。
クリント・イーストウッドが「ミリオンダラー・ベイビー」以来、俳優としても出演した話題作です。
個人的にも俳優としても監督としても凄く大好きな人の新作という事で、予告編から注目してました。
主人公の孤独な元軍人ウォルトと演じたクリント・イーストウッドですが、もの凄くハマり役!
そしてイーストウッド作品ならではの作品の中にはアメリカの移住問題や宗教、暴力や人種差別等の問題を折り込んでいるのもさすが!
脚本も素晴らしく、セリフの言い回しや表現も面白く、荒んだ感じなっていません。
イーストウッド自身が脚本に惚れこんだのもわかります。
まるでイーストウッドの為に描かれたような作品でした。
ちなみにこの作品では、イーストウッド全作品の中でNo.1の全米オープニング興収記録を達成!
日本では人種の問題や宗教、暴力の問題はほとんど“他人事”。島国だけに本当の人種問題も理解している人はほとんど居ないと思います。
いろんな意味でも考えさせられた作品でした。
そして78歳のクリント・イーストウッドのカッコよさにしびれます!あんな風に年を取りたいもんです。