

今日は原由子の2枚組ベスト・アルバム「ハラッド」が発売!早速買って来ました!
以前にも原坊のベスト・アルバムは発売されてましたが、今回のベスト盤はソロ作品の他にもサザンオールスターズ名義の曲も収録!
その他にもアルバムの為の新曲も収録!
アーティスト“原由子”としてのキャリアの集大成のベスト・アルバムです。
ジャケットも素晴らしい!
サザンのベスト・アルバム「バラッド」のパロディというのがまた最高です!
久しぶりにジャケットで盛り上がってしまいました!(「バラッド」の文字を書いた人が今回のジャケットの文字を書いたとか)

サザンの「バラッド」
今回のblogはこのアルバムの発売を記念して収録曲の思い出&感想を書いていきたいと思います!(長いよ!)
〜Disk1〜
1.京都物語…このアルバムの為の新曲です!京都の地名が出てきて、メロディもどこか懐かしい感じの曲です。
2.恋はご多忙申し上げます…当時は化粧品のCM曲で流れてたりしてヒットした曲で、僕もレコード(シングル)持ってました。個人的には原坊版“You Can't Hurry Love”みたいな曲だと思ってますが…。
3.鎌倉物語…もう名曲中の名曲!個人的にはサザンの元リード・ギターの大森氏のギターはあまり好きでは無いですが、このギター・ソロは素晴らしい!歌詞&メロディ&アレンジ全てが大好きで、聴くといつも胸キュンになります。ノスタルジックに浸れる名曲!
4.私はピアノ…これまた名曲中の名曲!原坊記念すべき初ボーカル曲(アルバム「熱い胸さわぎ」収録の“茅ヶ崎に背を向けて”は桑田佳祐氏とのデュエットなので、単独ボーカルでは初!)
歌詞にビリー・ジョエルとかラリー・カールトンとか出てきて、中学生だった時にサザンを聴いた時は「大人な歌だなぁ」と思ったものです。これもホントに名曲!
5.流れる雲を追いかけて…悲しい歌ですが、中国を連想させるメロディが心地よく、歌詞の“♪進軍ラッパがプププププ〜 燕のダンスにゃホロホロリ♪”のセンスにやられました!
6.Loving You…桑田佳祐氏とのデュエット曲で、色っぽい歌です。とっつきやすいメロディも原坊の曲の特徴ですね。
7.そんなヒロシに騙されて…ベンチャーズみたいな60年代風にわざと作られ、こういう音楽も作れる辺りにサザンの音楽レンジの広さを感じてしまいます。
8.I Love Youはひとりごと…記念すべき原坊のファースト・ソロ・シングル。この歌は当時放送禁止となって、それに抗議してサザンが原宿のビルで警察沙汰となるライブしてましたね〜。今聴くとこれのどこが放送禁止の対象となったのか不思議です…。
9.シャボン…もの悲しい曲ですが、歌詞の“シャボン、シャボン”の語呂もありポップさも感じられる不思議な曲。アルバム「人気者で行こう」に収録されていますが、この曲の後に始まる“海”への繋がり方は大好きな流れです。
10.横浜Lady Blues…軽快なナンバー。原坊の曲の中ではかなり珍しい雰囲気の曲で、この曲を「よくぞベスト盤に入れてくれました!」と拍手を送りたいです!
11.いちょう並木のセレナーデ…原坊の出身校青学の軽音楽サークル“ベターデイズ”の事を歌った歌で、手拍子や掛け声もベターデイズの人達という事です。聴いてても青春を感じさせる曲です。
12.あじさいのうた…ポップな曲で、まさに原坊が得意とする雰囲気の曲です。
桑田佳祐氏作詞&作曲かと思いきや、実は原坊の自作曲。天才はここにも居た訳ですね。
13.ためいきのベルが鳴るとき…これも個人的には大好きな曲で、イントロのアコースティック・ギターやラストの英語の歌詞等構成が見事です!
14.ナチカサヌ恋歌…原坊が凄いのは何でも歌えてしまう所。この曲は最もそれが顕著に現れてると思います。
16歳の時に初めて体験したサザンのコンサートで初めて原坊の曲を聴いたのがこの曲でした。感動したぁ!
15.愛して愛して愛しちゃったのよ…ムード歌謡をハワイアンにアレンジした曲ですが、このムード歌謡のジャンルを歌わせたら原坊の右に出る人は居ないと個人的には思ってます!オリジナルではないけど、この曲も大好きな1曲です。
Bonus Track:第三の男…CMにも使われていてお馴染みの曲。
〜Disk2〜
1.ハートせつなく…CMにも使われた原坊お得意のポップなナンバー。非常に聴きやすい曲でこの辺りは桑田&原坊のコンビの特徴ですね。
2.恋の歌を唄いましょう…ストリングスとギターの軽快なカッティングといったアレンジが素晴らしい曲。曲構成も大好きでこれもお気に入りの一曲です。
3.じんじん…原坊なりのロック・ナンバー。おっとりした原坊の雰囲気からは想像も出来ないですが、かなりのロック好きで、力強い歌を歌うとハッとさせられます。
4.花咲く旅路…原坊を象徴する曲。CMの影響もあり原坊のイメージを決定付けた曲だと思います。文語調の歌詞も素晴らしい!やはり名曲!
5.少女時代…可愛らしい曲で、原坊の声もマッチしています。斎藤由貴への提供曲だったらしく、その事は全く知りませんでした…。
そう言われればアイドルが唄いそうなポップな曲です。
6.ポカンポカンと雨が降る(レイニー・ナイト・イン・ブルー)…1992年12月で体験した2度目となるサザンのコンサートで原坊が歌ってた曲。
イントロのスパニッシュ・ギターといい、大人の色気を含んだ曲です。
7.みんないい子(わるい子ヴァージョン)…SMAPの香取慎吾とのデュエット曲“みんないい子”を桑田佳祐と歌い“わるい子ヴァージョン”として発表した曲。香取慎吾よりはやっぱり桑田氏とのデュエットがしっくりきます。
8.唐人物語…唐人お吉の事を歌った悲しい歌。コンサートで聴いてますます好きになり、唐人お吉の話まで調べてしまったほどでした。大好きな一曲。
9.涙の天使に微笑みを…語りかけるような雰囲気で原坊が歌うバラード。優しい曲で聴いてると癒されます。
10.いつでも夢を…橋幸夫&吉永小百合のデュエット曲を原坊が桑田氏とデュエットした曲。やはりこの手の歌謡曲を歌わせたらホントに上手いです。アレンジも面白いです
11.リボンの騎士…歌詞の内容は物凄く色っぽい歌詞なのですが、原坊が歌うとイヤラしさが全く無く聴こえます。こういう歌をすんなり歌える所が原坊の凄い所だと思ってます。
12.夢を誓った木の下で…風味堂と原坊がコラボした曲。原坊自身がコラボする事自体が珍しく、話題になった曲です。SASオンリーな僕にとってはかなり新鮮な曲。
13.潮風のエトランゼ…ブラスのアレンジが新鮮な曲。爽やかな歌でちょっともの悲しいメロディも印象的。
14.夢をアリガトウ…最新シングルからの曲。軽快な曲で元気になれる一曲。かなり難しい歌だと思うのにすんなり歌えてしまうのが凄いです。サザンのパートでも一番難しいポジションが原坊だと思います。
15.想い出のリボン…アルバム「MOTHER」でもラストを飾ってた曲ですが、今回のベスト盤でもラスト曲になりました。
原坊の人柄が出ていて、すごく優しい曲です。
〜といった全30曲が収録!
この他にも個人的には収録して欲しかった曲は多々ありますが、サザン&ソロを含めた原由子のキャリアを網羅したベスト盤です!

この他にも初回限定盤では収録曲にちなんだ企画を様々な形で綴った本“はらぼん”が付いていました。
内容が最高!メチャ楽しい本でした!
あとはソロ・ツアーとかしてくれたら最高なんだろうけどなぁ…。
ここ最近買ったベスト・アルバムの中では間違いなく今年最高の一枚(2枚!?)でした!