※ネタバレ注意
今日は待望のアナザー・ストーリー「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」を観て来ました!
以前にジョージ・ルーカスが「『スター・ウォーズ』の世界には別の形で語られるべき物語がある」と語っていて、それまでにもドラマ化でスピンオフ作品を作る話は何度もありましたが実現せず、この度初となる(実写映画としては)アナザー・ストーリーを描いた作品がようやく公開されました!
今回メガホンをとったのは「GODZILLA ゴジラ 2014」を手がけたギャレス・エドワーズ。
昨年公開された「スター・ウォーズ フォースの覚醒」がファンに媚びる為だけの酷い内容だったのでかなり不安でしたが、そのエピソードZよりもはるかに良かった!
素晴らしい作品です!
エピソードWの10分前までを描いた内容ということで、まず監督がしたことは出演者に名作「地獄の黙示録」を観せたらしく、その意味も本作の後半を観れば納得。
エピソードZで味をしめたディズニーが今回も女性主人公にしてしまったことや、「スター・ウォーズ」の世界では英語表記の文字を劇中に登場させないルールを破ってしまっていたのに少々がっかりしましたが(惑星の説明に英語表記してしまった。エピソードW公開時にデス・スターのパワージェネレーターのシーンで“POWER”の文字を入れてしまい、その後CGで消したほどだったのに。)、それを踏まえても最高の出来でした。(こんなのは「スター・ウォーズ」じゃない!って意見もあるけど、戦争映画にしてしまったからこそエピソードWが深くなる!)
監督は最初からオープニングも例の始まり方では無いと語っていたから、覚悟して観ましたがやはり少し寂しい…でも監督はあえてスピンオフとしてこのように描いたのだと思います。(あの始まり方はメイン・ストーリーにのみ与えられたものだから)
で、個人的に注目したのはチーム“ローグ・ワン”のオリジナル・キャラではなく、主人公の育ての親ともいえるソウ・ゲレラの存在。
これ新キャラじゃなく、アニメ版で登場していて、今回ようやくの実写版登場!
しかも演じたのはアカデミー俳優のフォレスト・ウィテカー!
アニメ版とちょっと雰囲気変わったけどこういう部分にも監督の“スター・ウォーズ愛”を感じました。
そしてエピソードWに登場したターキン総督やラストの“あの人”の登場にはホント驚きました。
特にターキン総督はエピソードVのラストに少しだけ登場しましたが、役者にターキン総督のマスクを着けただけのもの。
今回はガッツリ演技までしています!
「トロン・レガシー」でのジェフ・ブリッジズを若返らせたCG技術にも腰を抜かすほど驚きましたが、まさかピーター・カッシングを生き返らせることも可能だとは…(^^;
他にもジャン・ドドンナ将軍やモン・マスマの激似ぷりなんかも…あ、ベイル・オーガナもちゃんとオルデラーンへ帰っていく伏線が描かれていてエピソードWでちゃんと回収されていくのも素晴らしい。
デス・スターの最初の標的にされたのはオルデラーンだったけど、惑星ジェダ→惑星スカリフ→惑星オルデラーンになってしまい、エピソードWでターキン総督が言った「最初に滅ぼす星は姫、あなたが決めたのですよ」というセリフがおかしくなってしまったけど、そこはスルーしましょう!
最後の最後でディズニーからクレームが出て(「スター・ウォーズ」らしくない!というクレーム)撮り直しをさせられた監督だけど、個人的には戦争映画に徹してもらいたかっかも。
(セル版での特典映像に期待しましょう!)
ベイダーもシリーズ1、2を争うほどの無双っぷりでベイダーを初めて怖いと思ったかも…(^^;
ディズニーが発表したようにこれからスピンオフも含め毎年スター・ウォーズが公開されていきます。
来年12月にエピソード[が、2018年5月には予てから取り上げられては消えていった若きハン・ソロの物語、そして2019年にはエピソード\、その後もプロジェクトは続くらしく、ファンとしてはかなり不安要素満載の今後。
頼むからリブートだけは止めてくれ!!