※ネタバレ注意
今日は「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」を観て来ました!(長文失礼!)
前作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」から約2年、待望の最新作がいよいよ公開!
監督&脚本は「LOOPER/ルーパー」のライアン・ジョンソン。
前作は「スター・ウォーズ/新たなる希望」とほぼ同じプロットでただの“焼き直し”感満載という出来にトホホな内容でしたが本作はどのような展開になっているのか!?
まず感想は…(ホントにネタバレなのでまだ観てない人は読まないように…)
「今回も過去作と似たようなプロットを合わせただけの内容でした…」
まず前作でファースト・オーダーがスターキラー基地を破壊され、レジスタンスを追い詰める冒頭。
レジスタンスは基地から撤退するのですが、これは「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」で帝国軍から追い詰められた反乱軍が惑星ホスから撤退するのと同じプロット。
そして前作のラストでルークに会いに行ったレイ。
ルークに弟子入りをして何度も断られます。
これも「〜帝国の逆襲」でルークがヨーダに弟子入りを断られるシーンと同じ。(ルークがヨーダみたいに隠居してるのも同じ)
その後、修行が始まりますがレイがダークサイドに落ちようとする(落ちてみようとする)のも同じ。
カイロ・レンとフォースを通じて会話が出来るようになったレイはまだカイロ・レンに善の心があることを知り、修行の途中にも関わらず、説得をしにカイロ・レンの元に行きますが、これも「〜ジェダイの帰還」でベイダーに善の心があることを知ったルークが自らベイダーの元に行くのと同じプロット。(その後スノークの元に行くのもダース・シディアスの元に行くルークと同じ)
惑星カント二カでフィンとローズが出会ったDJ。
DJに裏切られるのも惑星べスピンでのランドたちに裏切られたソロたちみたいで…。
クライマックスの舞台となったのは惑星クレイト。
ここも惑星ホスを彷彿とさせますね。
突っ込み所が多いプロットですが、前作のJ・J・エイブラムス版よりも登場人物の人間性を掘り下げたおかげでキャラに深み(前作よりも)が出たように感じました。(アクション・シーンは前作よりも迫力が増しました。)
ただ、フィンの重要性は前作よりも減りました。
ローズとのシーンっている?
作戦も失敗してたし、ストーリーに対してあまり意味がないシーンだったような…。
まぁ一番の突っ込み所はスノークの弱さでしょう。
ファースト・オーダーを率いていた最高指導者。
シスかどうかは明かされてませんがあまりの弱さに拍子抜け…((((;゜Д゜)))
しかしラストでルークが信じられないような術を魅せます!
ルークは隠居していた惑星オクトーからフォースの力でルークの実体を惑星クレイトに送りカイロ・レンと対峙します。
過去にマスター・ヨーダやオビ・ワン、アナキンというジェダイ・マスターは自分の肉体が滅びたらその後、魂により(霊体)現世に現れます。
その術とは明らかに違う術をルークが使うのです。
そしてふと思い出したのは「〜ジェダイの復讐」でパルパティーン(ダース・シディアス)がアナキンをダークサイドに誘おうとする時のセリフ「ダース・プレイガスがミディクロリアンにフォースの影響を与えて生命を誕生させた…」というセリフ。
スノークってもしかするとダース・プレイガス?
ラストでルークが使った術をスノークも使えるとしたら?
それならばこの弱さに納得がいきます!
なぜなら殺されたのはダース・プレイガスのコピーだから。
ちなみにこのダース・プレイガスのように何かしらフォースの影響を受けて誕生したのがアナキン。
なのでシミ・スカイウォーカーは処女懐胎によりアナキンを産みます。(聖母マリアがイエスを産んだのと同じ)
だからアナキンはマスター・ヨーダを越えるミディクロリアン値を持ってるという訳です。
そんな中、劇中ジ〜ンとする描写も。
惑星オクトーの海に沈んでいるX-ウイングやR2-D2と再会したルーク。(これ、感動しました…)、C-3POにウインクするルーク。
ラスト、ルークが死ぬ時に夕日を見つめる姿。(これは「〜新たなる希望」のラストシーンへのオマージュでしょう。夕日も2つあったし。)
そして昨年12月に亡くなったキャリー・フィッシャーの姿とエンドロールに涙…。
噂されていたレイの正体が本作で判明する訳ですが、この設定ってもう「スター・ウォーズ」じゃない…。
ジョージ・ルーカスは過去に「“スター・ウォーズ”はアナキンの贖罪の物語である」と語っていて、スカイウォーカー家から離れようとしているプロットはいかがなものか!?
そもそもルーカスの脚本をキャスリーン・ケネディが蹴った時点で失敗してしまったのでは…?
現時点でディズニーは9作目以降もこのシリーズを続けるというこですが、これにより完全に「スター・ウォーズ」神話は崩れたのでありました…。