※ネタバレ注意
今日は「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」を鑑賞。
「アベンジャーズ」シリーズ第3弾!
監督は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のアンソニー&ジョー・ルッソ。
今年で10周年を迎えるマーベル・シネマティック・ユニバース。(MCU)
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でフェーズ3に突入し、ひとつの終わりを迎える記念碑的作品がいよいよ公開!
「マイティ・ソー/バトルロイヤル」のラスト・シーンでアスガルドの民を乗せた宇宙船がサノスの戦艦と遭遇して終わりますが、いよいよそのサノスが地球に!(※ちなみにサノス初登場作品は「アベンジャーズ」。その後「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」「マイティ・ソー/バトルロイヤル」に登場)
2008年の「アイアンマン」から始まったこの企画。(ハルクの単独作品「インクレディブル・ハルク」は日本では「アイアンマン」より先に公開されましたが、実際には「アイアンマン」より後の作品。ちなみに「インクレディブル・ハルク」のラスト・シーンにはトニー・スタークが登場。)
そのラストでニック・フューリーが登場した時に「え!?アベンジャーズやるの???」「アベンジャーズの映画化って可能なの!?」と驚きましたが、まさかホントに“アベンジャーズ”の映画化をするとは…。
そしてこの10年の間には他社に渡っていた各キャラクターの映画化の権利の問題(「ブレイド」はニュー・ライン・シネマ、「X-MAN」は20世紀フォックス、「スパイダーマン」はソニー)やディズニーによるマーベルの買収等を経て、壮大で前代未聞の企画を成功させてきました。
「アイアンマン」でのニック・フューリーの登場シーンは当時半分冗談のつもりで登場させたらしく、「アイアンマン」の大ヒットにより“アベンジャーズ”の企画が本格化したとのこと。
そんなMCUの集大成が本作。
まずは本編を観ての感想。(今回長いです…)
「よくぞここまでまとめあげたな…」
というのが最初の感想。
そして驚愕すぎるラストに観終わったあともしばらく席を立てませんでした。
MCU作品18作品全てが本作への伏線となっているので1本でも観てない人は全部観てから本作を観ましょう!
とにかく分かりやすく、脚本もかなり良かった!
シリアスな部分とギャグのバランスも絶妙で、(“ガーディアンズ組”と“スパイダーマン”、“ドクター・ストレンジ”が主にギャグ担当)全てのヒーローに“見せ場”があり、アクションも超ド派手。
上映時間150分が短く感じたほどでした。(ってか、個人的にはまだまだ観ていたいほど)
原作との違いはかなり多いのですが、原作で描かれなかった話や設定を他のキャラたちをうまく使い作り直されていました。
例えば冒頭、ハルクがドクター・ストレンジがいるサンクタムに落ちてきて助けを求めるシーン。
これ、原作では「ファンタスティック・フォー/銀河の危機」に登場するシルバー・サーファーがドクターに助けを求めます。
MCUは元々「ファンタスティック・フォー」を“アベンジャーズ”と分けていた為、今回その役をハルクに変更。(シルバー・サーファーは「ファンタスティック・フォー」に登場。ちなみに2005年版&2007年版ではヒューマン・トーチ役をキャプテン・アメリカのクリス・エヴァンスが演じてるってのも面白い。)
本編の特徴としては、今まであまり語られなかったサノスを中心に物語を描いている点。
スーパー・ヴィランのサノスですが、本作でサノスがインフィニティ・ストーンを手に入れようとする理由が明らかになります。
そして唯一存在が謎だった最後のストーン“ソウル・ストーン”も登場。
その“ソウル・ストーン”を手に入れるための条件として、「愛する者を生け贄にする」という条件があり、サノスはガモーラの死と引き換えにソウル・ストーンを手に入れてしまいます。
ふと思ったのがこのプロット。
愛する者を犠牲にして欲しかったものを手に入れる………
このプロットって「北斗の拳」だ!!
ケンシロウに勝てないことを悟ったラオウが、愛するユリアを手にかけて北斗神拳奥義“無想転生”を手に入れるシーンと同じ!(哀しみを知らない男は勝負に勝てないから。実際にはラオウはユリアを殺しておらず、病にかかったユリアを哀れんで悲しみを手に入れ、究極奥義を手に入れることに成功)
しかもインフィニティ・ストーンを手に入れる理由が“増えすぎた人口を半分に減らすため”というもの。
勇敢だったガモーラを愛し、増えすぎた人口の為に無くなっていく惑星の資源を守ろうとするサノス…
何だかヴィランに見えません…
ってか、最強すぎるサノスが段々魅力に感じてくるほど。
個人的な注目シーンはキャプテンの登場シーン。
もう痺れます。
キャプテンかっこよすぎ…。
その他にはアベンジャーズのキャラで最強(だと思っている)なワンダのシーンとソーのシーン。
ワンダは片手にヴィジョンの額に埋められたマインド・ストーンを破壊しようとし、もう片方の手でサノスを阻止!
このシーン、ワンダ最強すぎます!
そしてソーがムジョルニアに代わる新しい武器“ストーム・ブレイカー”を手に入れ地球に降りた瞬間の登場シーン!
ソーの無双っぷりに鳥肌!
そして先にも書いた驚愕のラスト!
衝撃すぎる…。
好例のエンド・ロール後のオマケ映像ではニック・フューリーが久しぶりに登場!
しかもラストにニック・フューリーはあるヒーローに信号を送信して消えていきます。
出てくるのはあのマーク!
そうです!
キャプテン・マーベルのマークです。
キャプテン・マーベルはMCU初の女性ヒーローで、2019年に公開が決定されています。(ちなみにブリー・ラーソンが演じます)
で、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の後編で気になるのが今回ポスターや予告にも登場せず、本作を観るまでずっと気になっていたアントマンとホークアイの存在とアダム・ウォーロックの存在。
アントマンとホークアイはソコヴィア協定に違反した罪により政府と司法取引していると語られていて、おそらく続編に登場するでしょう。(今年8月に「アントマン」単独作品の続編「アントマン&ワスプ」が公開予定)
そしてアダム・ウォーロック。
原作ではインフィニティ・ガントレットを手にするアダムですが、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」のラストでアイーシャが「アダムが復讐する!」というセリフを残して終ります。
これってやはり「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の後編に出てくるのでは!?(あるいは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」第3弾作品に登場か!?)
クリス・エヴァンスやロバート・ダウニー・Jr.、スカーレット・ヨハンソン、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、ジェレミー・レナーとほとんどのメンバーが「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(後編)をもってマーベルとの契約が終了するため、今後はヒーローの入れ替わりにも注目。(ブラック・ウィドウの単独作品も予定されているのでスカーレット・ヨハンソンの再契約も有り!?)
今年上半期No.1だと思うこの作品。
今後もこのシリーズから目が離せません!