※ネタバレ注意
今日は「ミッション・インポッシブル:フォールアウト」を鑑賞。
この作品はトム・クルーズ主演の大人気シリーズの第6弾。
監督&製作&脚本はすっかりトムのお気に入りとなったクリストファー・マッカリー。
いよいよ第6弾!
"MI:6"です。(笑)
今回も4作目の「ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル」同様、核による同時爆発テロを食い止めるというプロット。
今回注目していたのが、"スーパーマン"でもお馴染みヘンリー・カヴィルの出演。
その代わりにジェレミー・レナーは出演せず…残念!
前作でイーサンが捕らえたソロモンを脱獄させ、黒幕ジョン・ラークと接触しようとするストーリーなのですが、毎回このシリーズはプロットがつまらない…。(3作目は良かったが。)
CIAから切り離されたイーサンたちはチームで単独行動に。(←毎回このパターン…もう飽きるわ!)
しかもこのシリーズに登場するCIAってクズばっかりなのですが、今回もそのクズっぷりは健在。
予告でヘンリー・カヴィルがイーサンの乗っているヘリを撃ちまくっていたりして、ジョン・ラークの正体がもうバレバレやん…。
しかもCIA長官スローンさえもウォーカーがジョン・ラークだと気付かない有り様。
ウォーカーのホントの正体が分からない上にイーサンの監視役に指名したスローンって…(^^;
こんなやつにあれこれ上から偉そうに言われたくないですなぁ…┐(´〜`;)┌
毎回注目のトムのアクションは前作の"自己満足アクション"とは違い、ストーリーを活かしたアクションになっていて良かった。(イルサのバイク・アクションは前作でのバイク・チェイスが観客に刷り込まれているので凄く効果的だった!)
本編の撮影中にトムが骨折!と報じられたパルクールを彷彿させるアクションやトムお得意のバイク・アクション、わざわざライセンスまで取得して挑んだヘリコプターでのバトルなどどれも手に汗握りますが、個人的に良かったのが偽物ジョン・ラークとトイレでバトルするアクション。
トムの立ち回りに対して、ヘンリー・カヴィルはその大柄な体格を生かしたパンチ主体のアクションを魅せてくれていて、トムとの対比を上手く表現。
アクションばかりが話題になるのもこのシリーズならではですが、本作は脚本が完成する前にもう撮影が始まっていて(まずトムがやりたいアクションのアイデアを実際に撮影してからの後付けストーリー)、後からトムとクリストファー・マッカリー監督が色々ストーリーを考えて脚本を完成させたんだとか。
当然このやり方はストーリーもブレてしまうし、キャラの設定も変わっていくもの。
このシリーズがトムの"自己満足作品"といわれる由縁ですね。(2作目や5作目が顕著)
トムが製作総指揮という立場だから可能なことで、トムの怪我を含め、数度の撮影中断やスタントマンの死などもあり、かなりの難産だった本作。
ここ最近のトムの作品はどれもヒットには恵まれず、駄作ばかりですがやはり本作でのイメージが邪魔をしてしまい、どの役を演じても悪い意味で"トム・クルーズ"になってしまう。
ドラマ性を高めるためにソロモンの続投やジュリアの復帰というカードを使ってしまいましたが、次回作の製作はもう始まっていて(撮影はまだ)、この先このシリーズどうなっていくんでしょうか…。