※ネタバレ注意
今日は「スパイダーマン:ホームカミング」を鑑賞。
2016年に「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でついにMCUに仲間入りを果たしたスパイダーマン。
ようやく主人公としての作品が公開!
監督はジョン・ワッツ。
「COP CAR/コップ・カー」が抜群に面白かったのでかなり期待していた本作。
何と3度目のリブート!
過去のサム・ライミ版とマーク・ウェブ版はマーベルが著作権を持ってはいるものの、映画化の権利はソニー・ピクチャーズが持っていた為にアベンジャーズに登場出来ないという大人の事情がありましたが、ソニー・ピクチャーズとMCUが和解した為「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でようやくアベンジャーズに仲間入りとなりました。
本作は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の後という設定だった為、ピーターが何故あのような特殊能力を身につけたか、ジム伯父さんが亡くなったことなど細かい背景はセリフのみで説明されているだけに。(3度目のリブートで5作品もあるからもう説明する必要もないでしょうってことで。)
注目は何といっても今回のヴィラン:バルチャー役のマイケル・キートンの起用!
ティム・バートン版「バットマン」シリーズではブルース・ウェインを演じましたが、今回は悪役!
DCではヒーロー。マーベルでは悪役と両作品に重要な役で関わったことになります。
原作からの変更もかなり多く、中でも一番驚いたのはバルチャーの娘が今回のヒロイン、リズだったという設定。
これは全く予想外のサプライズ!
原作は金髪白人なので、黒人の設定にも驚いたのにまさかこんな設定だったとは!
バルチャー自体が原作では老人で実際に鳥の翼を持っていたキャラなので、逆にメカメカしくなりこの変更は正解。(かっこよかった)
バットマン〜バードマン〜バルチャー…マイケル・キートンは翼のあるキャラに縁がありますね〜♪
そしてスパイダーマンのスーツに内蔵されているAIのカレン。
アイアンマン・スーツのジャーヴィス同様にスパイダーマンをサポートしていきますが、エンドロールを観て驚き!
このカレンの声を担当してたのは何とジェニファー・コネリー!
ちなみにジャーヴィスの声を担当していたのがジェニファーの旦那さんのポール・ベタニー。
ポールはその後“ヴィジョン”としてアベンジャーズに参加。
ジェニファーも2003年版「ハルク」に出演していて、夫婦揃ってマーベル作品に出演&スーツのAIの声を担当したということになります。
その他にもブルース・バナー(ハルク)やハワード・スターク(トニーの父親)の写真が学校に飾られていたり、ピーターが通う高校のモリタ校長の部屋にある写真にジム・モリタ(「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」)の写真がある(校長はジム・モリタの孫の設定)などアベンジャーズに関するネタがめちゃくちゃ多いのが特徴(まだ探しきれてないネタも多分あります…)
原作ファンとしてはアーロン・デイビスの登場も嬉しいサプライズ。
アーロンは「甥が住んでいる」ということをピーターに告げますが、この甥こそが2代目スパイダーマンとなるマイルズ・モラレスなのです。(ピーターが死んでしまい、マイルズが2代目スパイダーマンとなる)
ピーターの部屋にも「スター・ウォーズ」グッズが飾られていて、かなりの「スター・ウォーズ」マニアな一面も!
そういえば「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でもアントマンに対してスター・ウォーズのネタを話していましたが、まさかここにこんな伏線を持ってくるとは…。
ミシェルがMJと呼ばれていたり(MJはピーターの恋人メアリー・ジェーン・ワトソン)、エンドロール後ではスコーピオ(スパイダーマンのヴィラン)であるマック・ガーガンがバルチャーにスパイダーマンの正体を聞くシーンなど(次回作スパイダーマンのヴィランはスコーピオか?)語りだしたらキリがないくらいの伏線が散りばめられた本作。(過去のスパイディー作品へのオマージュもたくさん有り。エレベーター落下のシーンは「アメイジング・スパイダーマン2」、フェリーのシーンは「スパイダーマン2」の列車を止めるシーンへのオマージュ)
タイトルにもあるホームカミングは帰宅、帰省、帰郷という意味があり、まさにスパイディーがマーベルに帰ってきた意味にも通じるナイスなタイトルとなりました。