気仙沼の宿主と意気投合 石巻〜女川〜南三陸〜気仙沼〜陸前高田〜大船渡〜唐桑半島と巡った。

南三陸町では「南三陸さんさん商店街」で昼食のラーメン。陸前高田だけで死者・行方不明者が2,000人の被災規模と聞くが、この街の復興を加速させる巨大ベルトコンベアには驚いた。
総工費約120億円、全長3km のベルトコンベア。 市内の高台造成、かさ上げ工事を行なうため、山を切り崩して土砂を ベルトコンベアで運ぶことでトラック運搬では9年かかる工期を2年に短縮することができるのだと言う。
このコンベアのすぐ横に開店している「一本松茶屋」から「奇跡の一本松」までは片道徒歩15分程度。

復興モニュメントとして人工再生された一本松なのだが、今後も後世に語り伝えるシンボルとして、末永く保存されることを願う。
大船渡で泊まろうと思ったが適当な宿が検索できず、気仙沼・唐桑半島にある「リアス唐桑ユースホステル」に連絡を取ってお世話になることにした。大船渡から南下して唐桑YHへの途上、唐桑半島の景勝スポット・陸中海岸三陸国立公園「巨釜・半造観光地」を訪れた。浸食されたリアス式海岸の絶景が眼前に拡がって息をのむ。


さて今宵のお宿は、開業40年を経た老舗YH「
リアス唐桑ユースホステル」。会員料金は1泊2食付きで4,700円也。この日の宿泊はコンさんを含めて3人。
夕食後は、特徴をとらえたイラストがピッタリのオーナー三上さんのご接待で、ウィスキーや焼酎につまみの珍味が振る舞われた。
地元紙での「東北復興応援ツーリング」の記事紹介や、三上さんの生い立ちやYHのなりわい。年齢や酒好きの特徴、気仙人の気質・・・たわいのない話しながら、何度も大笑いしながらの愉快な酒宴でした。
翌日、名刺をよく見ると宿主・三上さんは「気仙沼市唐桑町観光協会会長」とあった。酒の勢いで発した「コンさん節」の無礼の数々、どうかお許しくださいねぇ。
あっそうだ、スタッフの由香利ちゃ〜ん

お世話になりましたぁ〜
旅に出る5日前、テニスの試合中に転倒して痛めた左腕が腫れ上がってきて、これ以上ツーリングを続けることは無理と判断。翌早朝、気仙沼〜一ノ関を経て相模の自宅までの600km弱、一気に走って無事に帰還したのでした。

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