誰が言い出したのか、サブプライムローン、リーマンショック以降、100年に一度の大不況、と言われて3年目になるのでしょうか。100年前といえば、明治の末期か大正の初めだと思います。
その頃と比較されても、なかなか理解に苦しみます。
昨年、8月に、60年続いた自民党政治から民主党に変わりましたが、うたい文句のマニュフェストの実行もままならないのが現状のようです。景気回復はまだまだのようです。
「虚言(癖)」・・・マニュフェスト(公約)じゃありませんが、自分をよく見せよう、優れた人間に見せよう、と、実際より誇張して、虚栄心、自惚れもあって、あたかも自分は人生の勝利者、自分の右に出るものはいない!などと自慢話に花を咲かせる人がいます。
(もちろん、本当に苦労に苦労を重ねて、成功した人はたくさんいらっしゃいます。また、その人の人生の軌跡が、アドバイスとして、多くの人の助けになっていることも、少なくありません。)
厳しいご時勢、少しでも、自分の存在をアピールし、世に問わなければ、就活も、仕事も、うまくいかないかも知れません。
しかし、その実態は、自分自身の口から発している「言葉」より、はるかに劣っていることが多いものです。
これは、これまで、何度となくテーマにあげました「劣等感・・・コンプレックス」が「虚言(癖)」に変化したものとも言えます。
これが、病的になると、自慢話に講じている本人も、話していることが、「本当なのか、嘘なのか」よくわからなくなってしまう傾向にあるようです。
空想の自分と現実の自分とが同一化してしまう恐れもあります。
現実認識に支障がでると、本人にとっても、周囲の人にとっても、有害無益であることもあります。
そのような時、「虚言」だと、感じたなら、「虚言」だとわからなくても、どうも、「大きな話だなぁ、少し、その成功話、儲け話は、自慢話に聞こえるなぁ」と思ったら、その話にあまり乗らないようにし、決して、惑わされないことです。


0