この土曜、日曜、心身の不調を訴えての患者さんで、予約でいっぱいでした。連日の猛暑の中の、ご来院に感謝です。
その不調の多くは、体全体がだるい、首、肩がこる、腰が痛い、というものでした。
原因としては、昔でいうところの「暑気あたり」、連日の暑さによる、内蔵機能の低下や、発汗によって、体の組織を形成しているミネラルや、体の潤滑油的な働きをしているビタミンの不足が考えられます。
そして、連日の熱帯夜!寝苦しさからくる睡眠不足です。(人は睡眠時に自律神経(副交感神経)が働いて疲労回復を図ります。)
まだまだ、猛暑が続きそうです。水分と一緒に、ミネラル、ビタミンもしっかり摂取して下さい。(手っ取りはやいのは、スポーツドリンク(代表的な商品としてポカリスウェット、ウィダー、一日分の野菜)バナナ、しょうゆのきいたオカキ、アーモンドチョコ、うなぎ、豚肉、しじみ、あさり、ほうれん草、にんじん、などなど)
さて、前回の肩こりはなぜ起こる?Aで僧帽筋のオーバーユース(酷使)の図式を記しました。
さらに、もう一つ、僧帽筋として協同して、ボーリングのボール一個分の頭と首を支え、首を後ろに倒したり、肩甲骨を上に持ち上げる働きをする「肩甲挙筋・・・けんこうきょきん」という筋肉があります。
この筋肉も僧帽筋とともに、肩こりを起こす筋肉と考えられます。
僧帽筋と肩甲挙筋のほかにも、首には「大菱形筋・・だいりょうけいきん」「小菱形・・・しょうりょうけいきん」と、いう筋肉があります。
これらも、日常生活はもちろん、スポーツ時において、立位や座位において、姿勢を保つために絶え間なく、働いており、疲労すると、首、肩、背中の「こり」や「鈍痛」や「ぴりぴりした痛み」を引き起こします。


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