本日、メールで「葛根湯」が肩こりに効くらしいのですが、服用してもよいのでしょうか、また、服用し続けても大丈夫でしょうか。との質問がありました。その回答をご紹介します。
「葛根湯」と「肩こり」ですが、「葛根湯」は漢方薬の代名詞のようなお薬で、発汗作用が大きな特徴です。
少々、悪寒があり、首や背中がこわばって体がだるい、痛い、汗が出にくいなどの症状があり、舌のコケが白っぽく、脈が浮脈(指を手首の動脈に置くと、すぐ拍動が伝わってきます。)
このような症状がともなう、肩こり、筋肉痛、じんましんであれば、葛根湯は有効です。
「葛根湯」は、風邪薬というものではなく、発汗作用で、体の中にある「風邪・・・ふうじゃ」を追い出すというもので、症状を緩和させるという漢方薬です。
風邪の初期症状には有効ですし、肩こりなど、こわばった筋肉の弛緩にも効果はあります。
でも、症状が重い場合は、その効果のほどは、あまりないようです。
比較的、副作用は少ないので、朝、晩服用するのは問題ないと思います。1日〜2日、続けてみて症状が改善されるようならよいですが、症状が悪化するようなら、医師の診断をうけるべきだと思います。
左肩が極端にこる場合は、心臓系(循環器系)の疾患、右肩なら胆のう、胆石の疑いもあります。
☆かなりきつい肩こりなら、鎮痛薬にアレルギーがなければ、「バッファリン」が、胃にもやさしいですし、即効性があります。


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