限界は私達の心の中  コラム



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「限界は私達の心の中にしかない。想像力を働かせれば、可能性は無限になる」。これは米国の競輪選手で放送作家もやっているジェイミー・パオリネッティ氏の名言。ものは考えようだ。メンタルトレーニングの基本とも言えるが「そんな感じになる」と、イメージさえ、しっかりしていればどうにかなるものだ。さてメンタルと言えば、先日だが、ジャニーズ事務所を辞めた手越祐也さんの記者会見を見ていたら、色々な面で感心した。そこで国会を"テレビのワイドショー"と勘違いしている特定野党(特に民主党系)には絶好のネタだった安倍総理の奥さんの昭恵さんとの会食だが、それは「ボランティア目的で集まった仲間との報告会を兼ねたもの」みたいな事を言っていたが、あのレストランの庭に咲いていた桜の前の集合写真は、その関連との事。(しかしその写真、手越さんの髪型から「昨年のものではないか?」とファンからの指摘もあったのだが、そこはスルーされた。それと、もし今年の出来事ならば、東京都で「新型コロナウイルス」感染拡大防止で呼び掛けた自粛期間にやらかした事への(形だけでも)謝れば、それなりの記者会見になっただろう。)つまり全てが、自身の言いたい事ばかりに費やされ、物事の背景が見えない、ずいぶんと雑な記者会見だった。なんと言おうか、肝心の要点は何にも言わず、とにかく話したい事だけを喋りまくっただけだった。それで「内容の薄い記者会見だった」と評価されたのだが、それはその通りだ。だから昭恵夫人との仲間内の会食の件とて、まだ話すべき事もあった筈だが、要点の捉え方がズレていて、聞きたいのは、「そこじゃあないんだけどな?」と思った。

此処でジャニーズ事務所の内情だが、もう内部分裂なんてしている場合ではないだろう。とは言うものの、諸事情による問題も色々とあり、一筋縄ではいかないのは現状でもある。創業者のジャニー喜多川さんが亡くなった後には、それなりの改革もあるようにも思えるが、あれだけ分野も多角化しては、そろそろ部門別に分けていく事も視野に置いた方が良い段階だろう。既に老舗だが、今や嘗て渡辺プロが手を広げ過ぎて、頭打ちになった時代と同じ状態になっている。そこを改善しないと待っているのは減退だけだ。グループ企業化が望ましい。

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さて女優の柴咲コウさんのTwitterから議論の的となった「種苗法改正案」について触れてみよう。結局、その法改正も「国家公務員法改正案」と共に流れてしまったが、そもそも「種苗法とは何ぞや?」だ。早い話が日本の植物の種や苗のブランドを守ろうと言うのが、その主旨だ。それを柴咲コウさんがTwitterで「このままでは日本の農家さんが窮地に立たされてしまいます」と反対意見を表明したのだが、どの観点から反対したかを、賛否それぞれの意見から考察してみよう。尚、問題となった柴咲さんのTwitterは削除されている。Yahoo Newsにその関連記事があったので引用するが、柴咲さんが改正案で指摘したのが「自家採種の禁止」だ。そこを踏まえると、また話の展望が見えてくる。

そこを反対派の某氏曰く「食糧自給率を高めるためにも、自家採種は認めるべきだ」と。即ち「新型コロナの影響で、海外では食糧の輸出を禁止し始めています。たとえばロシアは、6月末まで穀物の輸出停止を表明しています。世界で特に小麦は状況が厳しく、スパゲッティの生産もままならなくなってきた。日本では、家畜のエサとなるトウモロコシも大豆もはほとんど輸入ですから、これらが今後入ってこなくなれば、日本で家畜を育てることも難しくなるでしょう」と。その上で「今までは輸入に頼ってきたし、これからもどんどん頼っていく方針でした。しかし、今後これまでどおりに輸入ができるかは不透明です。そのために、自家増殖の禁止などせず、国内の農家が自由に生産できるようにすべきです」と訴えた。「そして、外国人観光客が戻ってくれば、日本の種の価値が上がってくる。種を育成するための助成をおこない、地域を活性化していく施策を進めるべきなんです」と。何だか農水省が農家にとっては役立たずと言っているようなものだ。

では賛成派だ。某氏によると「今回の法改正は、育種家の立場としてはメリットが多い」と。「どんな点で?」だが、氏曰く「私自身、『マスカットジパング』という新品種のぶどうを作った経験がありますが、開発には10年かかりました。品種登録の手続きは膨大ですし、その権利を守ることは容易ではありません。新品種の開発には、ものによっては数千万円、数億円かかるんです」と。凄まじいコストである。然も「果樹の民間育種では、利益は数十万程度。100万円を超えて返ってくるケースはほとんど見たことがありません」との事。こりゃ厳しい。ちなみに『育種をすると貧乏になる』のが現状だそうだ。そこで「農業の生産現場は共支えです。育種によって、環境の変化に対応したり、生産管理しやすい品種を開発すれば、生産現場はコストダウンできて、リスクを減らして生産できる。育種する人間と生産する人間が揃ってこそ、初めてお互いに利益を生み出せるんです」と。

つまり 反対派曰く「もし海外での生産を防ごうとした場合、向こうで裁判を起こし、商標登録して戦うしかない。現実には種苗法で日本の種子は守れない」。賛成派曰く「コストを考えれば、裁判なんかやらないだろう」と。こりゃ下手に生半可な気持ちで芸能人が「反対」にせよ「賛成」にせよ、表明出来るものではない。だから柴咲コウさんがTwitterは炎上したのだ。

【手越祐也 緊急会見/全文その7】安倍昭恵夫人との“お花見”真相・メンバーは納得しているのか
https://mdpr.jp/news/detail/2117479
【比較画像】手越祐也の花見は合成でデマ?一年前の髪型でファン激怒?
https://suntoranosuke.com/tegoshi-yuya-synthesis/
柴崎コウ言及「種苗法改正法案」で江藤農水相“俺を森雅子にするのか”と激怒
https://news.yahoo.co.jp/articles/967f9237cef51296c1aa81817f0d65332997e372
柴咲コウさん、種苗法改正案に関するツイートへの誹謗中傷に言及「意見を言うことは、誰にも平等に与えられた権利」
https://m.huffingtonpost.jp/amp/entry/story_jp_5ece113fc5b6555f1dc77e9a/
柴咲コウが火をつけた「種苗法改正」なにが問題だったのか
https://news.yahoo.co.jp/articles/b885ad95a624a1c984b9947c28d3198b500336e8

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それでは、そのTwitterが明らかに影響を与えた農水省大臣の江藤拓氏が、22日の記者会見で述べた見解だ。(記事元:デイリー新潮)曰く「芸能人であるとか、(中略)いろんなインフルエンサーの方がですね、例えば農家の経営状態であるとか、ある方はこの種苗法によって農家が非常に厳しい立場に追い込まれるんじゃないかと発言された方もおられると聞いておりますけれども、そういうことについては、誤解があると私は思いますよ、(中略)今回の種苗法について若干不幸だったと思うのはですね、(中略)もうちょっとこのコロナという事情がなければ、(筆者注・地方の農家に)重ねて理解を得られるような場面というのが作れたんだと思います。(中略)専門家ではない訳ですから。情報もですね、どこのニュースソースにアクセスするかによって、それはもう判断が変わることは、ままあることですから、誰も責めることはできないと思います」と。つまり改正案を取り下げる気はなかったようだ。しかし国会提出にまで至らなかったのは、やはりあの「ハッシュタグ騒動」にビビったと言う事だろうか?だとすれば情けない。余程、野党から吊し上げになるのが嫌だったのだろう。

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