お雛様のきものや 夜具や・・・
鍋島佐知子さんのご実家のお蔵にしまわれていたものです
お雛様用のたんすにしまわれていたそうです。
お母様が飾られていたころを 憶えていらっしゃるそうです。
佐知子さんのおばあさまの
そのまたおばあさまぐらいの時のものでしょうか・・・
とても綺麗に保存されていて 傷みはみられません。
もうだいぶ前にお持ちくださって 見せて下さいました。
この季節を待っての お披露目です。
とにかく まずは 着物の柄合わせに びっくりです。
なんと大胆な使い方でしょう。
この様な うさぎの柄は 初めてです。
ちょうど かぐや姫と呼んでいる 着丈11.5cm、15p位の人形用です。
着替えから帷子(かたびら)・・・揃っています。
そして 枕は鶴と亀の模様・・・
引き出しの四隅に置かれた虫よけまで ちりめんで作ってあります。
鍋島さんは、お人形が大好きな方です。
ご自分のお人形達に着物を縫ってあげたい・・・と
HAYASHIの教室にいらっしゃいました。
でも、人形のきものづくりに夢中になられたわけは
「色合わせや 柄合わせの愉しみ方が自分に合っている」
といわれます。
このうさぎの着物をみると
その愉しみ方を ひきついでいらっしゃるように思えます。

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